眼科で働いていると、よく患者さんから「眼科は時間がかかるよね~」って言われます。
働いているといつものことですが、確かに子どもを眼科に連れて行くと「長いな~」って思うときもあります。
でも検査員の立場から見ると、どうしても時間がかかってしまう理由があるです。
私が思う眼科診察が時間がかかる3つの理由は、以下のとおりです。
- 検査で時間がかかる
- 診察で時間がかかる
- 受付で時間がかかる
この記事では、眼科診察で時間がかかってしまう3つの理由を解説していきます。
少しでもやっていることを知っていただき、時間がかかってしまう理由を理解してもらえたらなと思います。
「決してダラダラ働いているから、遅いわけではないですよ」
検査で時間がかかる理由
検査で時間がかかる理由は、以下のとおりです。
- 1つづつの検査時間が長い
- 子供やお年寄り
- 初診
「順番に解説しますね」
検査①:1つづつの検査時間が長い
眼科の検査には、視力検査や眼圧など早く終わる検査もあります。
ただ、以下のような検査は時間がかかることが多いです。
- 視野検査:10~20分
- OCT:10分
- 色覚検査:10~20分
- 斜視・斜位検査:10~20分
検査員が付きっきりになるため、検査が滞る原因となります。
検査②:子供やお年寄り
子供は検査自体を嫌がったり、おとなしく検査をしてくれなかったり、反応してくれなかったり、どうしても時間がかかってしまうことが多いです。
お年寄りは検査自体はスムーズにできたとしても、一つ一つの動作がどうしてもゆっくりになってしまうので時間がかかります。
検査員もできる限りスムーズに検査できるように準備しているので、温かく見守ってあげたいですよね。
検査③:初診
初めて眼科に来院されると、視力検査・眼圧など診察前に必要な検査がいくつかあります。
そのため、再診の方よりも検査に時間がかかってしまうのです。
症状などを聞く問診もしながらだから、検査時間も長くなることがあります。
診察で時間がかかる理由
診察で時間がかかる理由は、以下のとおりです。
- 先生の対応が丁寧
- 患者さんがお話好き
- 書類を書く
「順番に解説しますね」
診察①:先生の対応が丁寧
先生の性格にもよりますが、丁寧な先生は症状を確認したり説明するのに時間をかけます。
「患者さんに分かりやすく伝えることが大切ですよね」
初めて行く眼科の場合は、口コミなどで先生の性格を確認していくと良いかもしれません。
自分の性格に合った先生がいる眼科に行くのが、一番ストレスがないですよ。
日曜祝日にやってる眼科では、いつもの先生ではなく代診医の場合があります。
正直な所、代診医は当たり外れがあります。
「院長は良いのに…」という口コミをよく見かけるからです。
予定を合わせれるなら、平日に眼科へ行かれた方が良いと思いますよ。
診察②:患者さんがお話好き
患者さんが世間話をしだすと、先生も困ってしまいます。
診察を待っている患者さんが多い場合は、心配なことだけ相談するといいと思います。
相談内容を忘れないためにも、メモに書いていくと聞き忘れもないし安心です。
診察③:書類を書く
引っ越しや手術などで他の病院に診断書や紹介状は、一人ひとりのために先生が書きます。
症状や病状も違うので、丁寧に書くため10分以上かかってしまうことが多いです。
受付で時間がかかる理由
受付で時間がかかる理由は、以下のとおりです。
- 初診の対応
- 会計の対応
- 患者さんの対応
「順番に解説しますね」
受付①:初診の対応
初診の方だと診察券を作ったり、保険証のデータ入力、カルテ作成などたくさんのプラス作業が必要になります。
また、問診も丁寧におこなうため時間がかかりやすいです。
受付②:会計の対応
先生から受け取ったカルテを確認しながらデータを打ち込み、会計の準備をします。
次回の診察や検査を相談したりするため、患者さんによっては時間がかかることがあります。
受付③:患者さんの対応
受付は、一番患者さんと近い距離の存在です。
そのため、相談や質問されることがよくあります。
また、移動の手伝いやタクシーを呼んであげたりなどもすることがあります。
まとめ
ということで、眼科診察で時間がかかってしまう3つの理由を解説してきました。
ここまで読んでいたで桁方は、検査や診察などで時間がかかってしまうことを少しは分かっていただけたと思います。
先生や検査員、受付スタッフも可能な限りのスピードで動いているはずです。
温かい目で応援していただければ、もっとスピードが上がるかもしれません。