ICLをしたくてネットで調べたり、実際に病院で相談した人もいると思います。
ICLのメリットやデメリットも似たり寄ったりで、結局良いことばかり書いてあるのが現実です。
今回は、そんなICLを経験した患者さんの実体験も含めながら、本当のメリット・デメリットをお伝えします。
病院では教えてくれないことも、たくさん知ってもらえると思います。
ー この記事を書いた人 ー

ゆずあん
(通信販売コンタクトレンズ情報 運営者)
PROFILE
・コンタクトレンズショップに勤務
・コンタクトレンズの情報や購入方法を紹介
・わたし自身もコンタクトレンズを使用中
・自称 コンタクトレンズプロフェッショナル
本当のデメリット ベスト3
本当のデメリットは、以下のとおりです。
- 眼内レンズは簡単に取り出せない
- 物がダブって見える
- 視力が変わらないは嘘

「順番に解説しますね」
本当のデメリット①:眼内レンズは簡単に取り出せない
ICLのメリットに『眼内レンズを取り出せば元にもどる』と書いてあるの見たことないですか?
もちろん間違いではありませんが、病院はなかなかやってくれないのが現状。
実際にうちに来られた患者さんが、ICLの調子が悪いから取って欲しいとお願いしたみたいです。
でも「慣れるから」と言われて取ってもらえなかったと言われていました。
それは、眼内レンズは入れるときよりも取り出す方がリスクが高いからかもしれません。
眼内レンズを目に入れるときは、折りたたんだ状態のため切開幅も狭くなります。
しかし、目から取り出すときは開いた状態の眼内レンズが通る分の切開幅が必要なためリスクが上がるのです。
そのため、『眼内レンズを取り出せば元にもどるが、リスクはあります』が正解。
ただ再手術になることは1%以下なので、気にするレベルではありませんよ。
本当のデメリット②:物がダブって見える
ICL術後に来院された方が良く言うのが、「たまに物がダブって見えるようになった」です。
いつもではないけれど、気になると気持ち悪く感じると言われてます。
また夜間の運転時に信号やライトなどの光が、二重に見えるとも聞きます。
コンタクトレンズやメガネでも光の角度によって発生することもあるため、眼内レンズでもダブりが起こる可能性があります。
自然と気にならなくなるようですが、気になってしまう人にとってはデメリットですよね。
本当のデメリット③:視力が変わらないは嘘
『ICLをすれば快適な視力が続きます』というのは嘘です。
もちろん眼内レンズの度数が変わってしまうということではありません。
実際の近視が変化することで、視力の変化が起こる可能性があるということです。
そのためICL手術をしたからといって、寝転んでスマホを見ていたり、PC作業を長時間していたら視力は下がります。
実際にICL術後の患者さんでも、人によって視力変化の差はあるのです。
メガネやコンタクトレンズのように気軽に度数の調整ができないため、現在の視力をキープする努力は必要ですよ。
本当のメリット ベスト3
本当のメリットは、以下のとおりです。
- 目の乾きが気にならなくなった
- お手入れなどの手間が不要
- いつでも寝れる



「順番に解説しますね」
本当のメリット①:目の乾きが気にならなくなった
コンタクトレンズのときに目の乾燥を訴えられていた方が、気にならなくなったと言われていました。
どうしてもソフトコンタクトレンズは、涙を吸収してしまうため目も乾きやすくなってしまいます。
また目が乾くとコンタクトレンズがゴロゴロして、痛くなったりもします。
そんなストレスから解消されたら、納得のメリットですよね。
本当のメリット②:お手入れなどの手間が不要
メガネもコンタクトレンズも毎日のケアやお手入れが必要です。
そんな手間がなくなるだけでも、幸せな気分になります。
「旅行の荷物が減ったのがうれしい」って言われてましたよ。
本当のメリット③:いつでも寝れる
基本的にコンタクトレンズをしたまま寝てはいけません。
メガネも掛けたまま寝てしまって、曲げてしまった経験がある人も多いはずです。
ICLだと、そんな不便や嫌な経験をしなくてもよくなります。
家でうとうとして、そのまま寝てしまってもO.Kです。
一日の生活すべてが快適に感じると思いますよ。
まとめ
ということで、ICL本当のメリット・デメリットについて解説しました。
繰り返しになりますが、まとめると以下のとおりです。
本当のメリット | 本当のデメリット |
---|---|
眼内レンズは簡単に取り出せない 物がダブって見える 視力が変わらないは嘘 | 目の乾きが気にならなくなった お手入れなどの手間が不要 いつでも寝れる |
実際に感じることは人によって差はありますが、ICLを検討するときの参考にしてみてください。
最後になりますが、大事なのは病院選びです。
しっかり話を聞いてくれる病院を探してみましょう。