「シリコーンHGの乱視1DAYを探したら、この2つが残った。どっちがいいの?」
乱視があってシリコーンHGの1DAYを探すと、最終的にこの2つが候補に残ることが多いです。
- 「プレシジョンワン乱視用とオアシス乱視用、どちらもシリコーンHGなのに安定化設計が違うって何が違うの?」
- 「AS-D(アクセラレーテッドスタビリゼーションデザイン)とペリバラスト、どちらがずれにくいの?」
- 「Class1 UVカットがあるのはどちら?」
- 「年間コストはどれくらい変わるの?」
わたしは現役のコンタクト検査員として、「シリコーンHGの乱視1DAYで、プレシジョンワンかオアシスか迷っています」というご相談を非常によくいただきます。
プレシジョンワン乱視用(アルコン)はスマートサーフェステクノロジー+AS-D安定化・Class1 UVカット・シリコーンHG乱視1DAY、ワンデーアキュビューオアシス乱視用(J&J)はHydraLuxeテクノロジー+ペリバラスト安定化・Dk/t 121・長年の実績を持つシリコーンHG乱視1DAYです。
この2つ、「どちらもシリコーンHGの乱視1DAY」という共通点を持ちながら、安定化設計・含水率の構造・UVカット基準・価格帯が異なるという、比べるほどに個性が際立つ組み合わせです。.
スペック一覧——横並びで確認
| 項目 | プレシジョン ワン 乱視用 | ワンデー オアシス 乱視用 |
|---|---|---|
| メーカー | アルコン | J&J |
| 素材 | シリコーンHG | シリコーンHG(セノフィルコンA) |
| うるおい技術 | スマートサーフェステクノロジー | HydraLuxeテクノロジー |
| 安定化設計 | AS-D(アクセラレーテッドスタビリゼーションデザイン) | ペリバラスト安定化デザイン |
| 含水率 | 51%(表層80%以上) | 38% |
| Dk/t(酸素透過率) | 90 | 129 |
| BC | 8.5mm | 8.5mm |
| DIA | 14.5mm | 14.3mm |
| UVカット | あり(Class1:UV-A96%・UV-B99%以上) | あり |
| 1箱あたり枚数 | 30枚 | 30枚 |
| 参考価格(30枚) | 3,500〜4,500円程度 | 4,000〜5,000円程度 |
ゆずあん乱視用コンタクト比較のポイントは「安定化設計」「UVカットの基準」の2つです。Class1 UVカットがあるのはプレシジョンワン乱視用だけという、UVカットの「基準の差」も注目ポイントです。
乱視用コンタクトで最も重要なポイント——「安定化設計の違い」
乱視用コンタクトは、視力矯正の効果を発揮するためにレンズが正しい向きを保ち続けることが最重要です。
プレシジョンワン乱視用:「AS-D(アクセラレーテッドスタビリゼーションデザイン)」
AS-Dの特徴:
- レンズに4つの安定化ゾーンを設け、まばたきのたびにレンズを素早く正しい位置に戻す設計
- 「アクセラレーテッド(加速された)」という名称の通り、安定化のスピードが速いことが訴求ポイント
- 目の動き・まばたきのたびに能動的にレンズを正しい向きに導く
- DIA 14.5mmという大きめのレンズ径も安定化に寄与
ワンデーアキュビューオアシス乱視用:「ペリバラスト安定化デザイン」
ペリバラストの特徴:
- まぶたの動き(まばたき)の力を利用してレンズを正しい位置に保つ独自設計
- 「おもりで固定する」従来の設計と違い、目の動きと一体化する考え方
- 目の動き・体の姿勢・顔の向きが変わっても安定した視界を維持しやすい
2つの安定化設計の比較
| プレシジョンワン乱視用 (AS-D) | ワンデーオアシス乱視用 (ペリバラスト) |
|---|---|
| 「4つの安定化ゾーンで素早く正しい位置に戻す」 → 安定化のスピードと素早いリカバリーを重視 | 「まばたきの力そのものを利用して自然に安定させる」 → 目の動きと一体化する自然な安定を重視 |
どちらが「ずれにくいか」は個人の目の形状・まばたきの強さ・生活スタイルによって異なります。 眼科でのトライアルで実際に確認することが最も確実です。
含水率の構造——「51%(表層80%以上)」vs「38%」
プレシジョンワン乱視用:スマートサーフェス(表層高含水)
乱視用でも通常版と同じスマートサーフェステクノロジーが搭載されています。
- レンズ本体(含水率51%)の表面を、含水率80%以上のうるおいクッションで包み込む
- 「つけた瞬間のとろけるようなうるおい感」が乱視用でも体感できる
- 乱視用の硬さになりがちなレンズを、表面のやわらかい高含水層でカバー
ワンデーオアシス乱視用:HydraLuxe(低含水38%×ムチン模倣)
乱視用でも通常版と同じHydraLuxeテクノロジーが搭載されています。
- 涙のムチン層に似た保湿成分をシリコーンHGに練り込む
- 低含水(38%)でありながら、涙となじんで安定したうるおいを夕方まで維持
- Dk/t 129という高い酸素透過率が乱視用でも維持される
Class1 UVカット——プレシジョンワン乱視用だけの強み
プレシジョンワン乱視用:Class1(UV-A96%・UV-B99%以上)
乱視用でも通常版と同じClass1の最高基準UVカットが搭載されています。 UV-A波96%・UV-B波99%以上という数値が明示されており、屋外活動が多い方の安心材料として非常に明確です。
ワンデーオアシス乱視用:UVカットあり(具体的カット率・認定クラスは確認しづらい)
UVカット機能はありますが、プレシジョンワン乱視用のようなClass1認定や具体的なカット率の明示は確認しづらい状況です。
UVカットを重視する方は、プレシジョンワン乱視用の方が選択根拠として明確です。
プラスポイント・マイナスポイント
プレシジョンワン乱視用のプラスポイント
① Class1 UVカット(UV-A96%・UV-B99%以上)——乱視用で最高UVカット基準
乱視矯正と同時に最高基準の紫外線対策ができます。
② スマートサーフェスによるとろけるうるおいクッション
乱視用でもつけた瞬間の表面高含水(80%以上)体験ができます。
③ 価格帯がオアシス乱視用よりやや安め
乱視用の中でもコスパよく選びやすいシリコーンHGです。
プレシジョンワン乱視用のマイナスポイント
① Dk/tの具体的な公開数値が確認しづらい
オアシス乱視用のDk/t 121という公開値と比べると、数値での比較が難しい部分があります。
② AS-Dの安定感は眼科でのトライアルで確認が必要
どちらの安定化設計が自分に合うかは、実際につけてみないとわかりません。
ワンデーオアシス乱視用のプラスポイント
① Dk/t 121という高い酸素透過率(公開値)
長時間装用でも角膜への酸素供給が安心できる数値が公式に明示されています。
② ペリバラストという実績ある安定化設計
「乱視用コンタクトジプシーから卒業した」という声が多い安定化設計です。
③ HydraLuxeで夕方まで安定したうるおい
「乾燥感が少ない・乱視の視界が夕方も安定している」という評価が多いです。
④ J&Jブランドの長年の実績と信頼性
ワンデーオアシス乱視用のマイナスポイント
① UVカットの具体的な認定クラス・カット率が確認しづらい
プレシジョンワン乱視用のClass1に比べると、UVカットの安心感という点では弱い部分があります。
② 価格帯がプレシジョンワン乱視用より高め
こんな方にはプレシジョンワン乱視用がおすすめ
こんな方にはプレシジョンワン乱視用:
- Class1という最高基準のUVカットを乱視用でも求めたい
- BC8.1mmが必要・合う可能性がある
- とろけるうるおいクッション(スマートサーフェス)を乱視用でも体験したい
- 乱視用のコスパをシリコーンHGの中で少しでも抑えたい
- AS-Dという安定化設計を試してみたい
こんな方にはオアシス乱視用がおすすめ
こんな方にはワンデーアキュビューオアシス乱視用:
- Dk/t 121という公開値の酸素透過率を乱視用でも重視したい
- 「乱視用ジプシーから卒業したい」——ペリバラストの実績に期待
- 夕方まで乱燥感が少なく・乱視の矯正も安定したい
- J&Jブランドで乱視用も統一したい
年間コスト差
| レンズ | 1箱(30枚)の価格 | 年間コスト目安(両眼) |
|---|---|---|
| プレシジョン ワン 乱視用 | 4,000円(中間値) | 約96,000円 |
| オアシス 乱視用 | 4,500円(中間値) | 約108,000円 |
→ 年間で約12,000円、月あたり約1,000円の差。
乱視用レンズはもともと通常版より価格が高いため、2シリーズの価格差は通常版ほど大きくありません。 「月1,000円の差でDk/t 129の公開値とペリバラストの実績(オアシス)を取るか、Class1 UVカットとBC8.1mmの選択肢(プレシジョンワン)を取るか」が判断ポイントです。
まとめ:「Class1 UV・BC8.1mm・とろけるうるおい」か「Dk/t公開値・ペリバラストの実績」か
| 比較ポイント | プレシジョン ワン 乱視用 | オアシス 乱視用 |
|---|---|---|
| 安定化設計 | AS-D(4ゾーン安定化) | ペリバラスト(まばたき一体型) |
| 含水率 | 51%(表層80%以上) | 38% |
| Dk/t | 確認しづらい | 121(公開値) |
| UVカット | Class1(UV-A96%・UV-B99%) | あり(カット率不明確) |
| BC選択肢 | 8.1mm / 8.5mm | 8.5mmのみ |
| 年間コスト目安 | 約96,000円 | 約108,000円 |
選び方のポイント
「Class1 UV・BC8.1mm・とろけるうるおい・コスパ」
→ プレシジョン ワン 乱視用
「Dk/t 121公開値・ペリバラストの実績・夕方まで安定」
→ ワンデー アキュビュー オアシス 乱視用
乱視用コンタクトは「実際につけてみること」が何より大切です。 安定化設計(AS-D vs ペリバラスト)の「どちらが自分の目に合うか」は、眼科でのトライアルなしに決めることはできません。
必ず眼科で両方のトライアルを試してから選んでください。
あなたにとっての「ぶれない視界と快適な乱視矯正」が見つかることを、現役検査員として心から願っています!
「プレシジョンワン乱視用のAS-D、素早く安定する感覚に驚きました!」「オアシス乱視用のペリバラスト、夕方まで視界がぶれませんでした」など、ぜひ教えてくださいね💕



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