- お月様が二重に見える
- 夕方になるとパソコン作業がつらくなる
- スマホの文字がダブって見える
上記のような悩みがあったりしませんか?
乱視があると、疲れたり暗くなったときに見えにくくなることがあります。
そんな乱視がある方にとっては、コンタクトレンズ選びがとても大切です。
乱視って、ちょっとずれるだけでもみにくくなったりするんですよ。
ということで、今回は乱視用コンタクトレンズの選び方と合わせ方について詳しく説明をしていきます。
まずは、ソフトコンタクトレンズの話です。
最後まで読んでいただければ、あなたのコンタクトライフが充実しますよ。
ー この記事を書いた人 ー

ゆずあん
(通信販売コンタクトレンズ情報 運営者)
PROFILE
・コンタクトレンズショップに勤務
・コンタクトレンズの情報や購入方法を紹介
・わたし自身もコンタクトレンズを使用中
・自称 コンタクトレンズプロフェッショナル
乱視は目のゆがみ
乱視は大きく分けて、目の表面にある「角膜」と目の中にある「水晶体」のゆがみによって発生します。
簡単に言うと、乱視がない目は「まん丸のボール」みたいな形をしていて、乱視の目は「ラグビーボール」みたいな形をしています。
そのため、ゆがんだレンズのせいで見えるモノも同じようにゆがんで見えてしまうのです。
ではどのように乱視を矯正するかというと、反対の方向にゆがんだコンタクトレンズを付けてあげれば見え方が戻ります。
例えば、タテ長の目に対してはヨコ長にゆがんだコンタクトレンズを付けるのです。

「やってること自体はとても簡単なんですよ」
コンタクトレンズで乱視を矯正してみる
では、コンタクトレンズで乱視を矯正する方法を順番に解説しますね。
- 目の形を測定
- レンズを選ぶ
- 度数の選び方



「順番に解説しますね」
矯正方法①:目の形を測定
まずは、眼科やコンタクトショップにある「ケラトメータ―」で目の形を測定します。
メガネ屋さんで見たことあるかもしれませんが、気球が見える機械で一緒に測ることもできますよ。
「ケラトメータ」では、目にある乱視の度数と角膜のゆがみを同時に測定します。
矯正方法②:レンズを選ぶ
このレンズ選びが、乱視の見え方を安定させるためにとても大切になってきます。
ポイントはメーカーやレンズ性能で選ぶ前に、レンズのデザインで選びましょう。
目の表面に涙があって、コンタクトレンズはその涙の上に浮いています。
実はまばたきをするたび、コンタクトレンズは少し動いたり回ったりしているのです。
そのため、乱視の向きを安定させる必要が出てきます。
- 角膜がタテ長なら、ヨコに厚みがあるデザイン
- 角膜がヨコ長なら、シタに厚みがあるデザイン
上記のような基準で初めのレンズを選ぶと合いやすいです。
ただ、角膜の形がナナメの方もいます。
ナナメの場合は、いろいろ試しながら一番フィッティングの良いレンズを探すといいでしょう。
矯正方法③:度数の選び方
基本は乱視がないときと同じように、角膜頂点距離を計算しながらゆるめに合わせることをおすすめします。
乱視の度数は、各メーカーのファーストレンズ表を確認してもらうと分かりやすいです。
ただ経験的に角膜乱視が強い方は、しっかりめに乱視を合わせた方が見やすくなることがあります。
おすすめ乱視用コンタクトレンズ
おすすめ乱視用コンタクトレンズは、以下のとおりです。
- 『マイデイ トーリック』
- 『アキュビュー オアシス 乱視用』
- 『アクアロックス ワンデー UV シン 乱視用』



「順番に紹介しますね」
おすすめ①:『マイデイ トーリック』
レンズが安定しやすいことと、度数の製作範囲が広いのが特徴。
乱視用のコンタクトレンズ選びで困ったら、思い出して欲しいくらいおすすめのレンズです。
だいたい、どこの眼科でも取り扱いがあるくらい先生たちに信頼されています。
価格も抑えられているため、コスパも良くなっていますよ。
おすすめ②:『アキュビュー オアシス 乱視用』
目の形がタテ長の方には、『アキュビュー オアシス 乱視用』がバチっと合うことが多いです。
レンズの横側に厚みがある、ジョンソンエンドジョンソンの独自デザインになっています。
メーカーが言うには、寝転がってもレンズが安定しているから見え方が変わらないとのこと。
このレンズしかダメって言われる方も多いくらい、以前から人気のあるレンズです。
おすすめ③:『アクアロックス ワンデー UV シン 乱視用』
強度近視の方は、『アクアロックス ワンデー UV シン 乱視用』を覚えておいてください。
乱視度数が-2.75Dまで製作されているから、いままで見えにくくて困っていた方もスッキリするかもしれません。
近視度数も-8.00Dまであるので、かなりの方に対応できるはずです。
つけ心地や見え方も安心して使ってもらえるレベルですよ。
コンタクトレンズでの乱視矯正の注意点
コンタクトレンズでの乱視矯正の注意点は、以下のとおりです。
- 制作乱視度数が少ない
- 制作乱視軸度度数が少ない
- フィッティングがズレると見えにくい



「順番に解説しますね」
注意点①:制作乱視度数が少ない
乱視用コンタクトレンズの制作範囲は、メガネと比べるととても狭いです。
メガネであれば、『-0.25』ステップでかなり強いところまで作っています。
しかしコンタクトレンズは、『-0.50』ステップで使い捨てタイプで最高でも-2.75Dまでです。
よくあるのが、乱視度数 -0.75、-1.25、-1.75Dのラインナップになります。
強い乱視の方は、レンズが限られてしまうことになるのです。
注意点②:制作乱視軸度度数が少ない
乱視の軸度も制作数が少ないです。
メガネであれば 1° 刻みで1~180° まで合わせることができます。
しかしコンタクトレンズの場合は、多くは180°と90°しか制作していません。
特注レンズの場合は1° 刻みで制作もかのですがレンズの安定が悪いため、そこまで意味がないのが現実でもあります。
注意点③:フィッティングがズレると見えにくい
コンタクトレンズは瞬きや乾燥などが原因で、レンズのフィッティングがズレることがあります。
レンズがズレると、見え方にも大きく影響が出てしますのです。
そのため乱視用コンタクトレンズを使うときには、レンズとの相性と乾燥には気を付ける必要があります。
まとめ
ということで、どうやってるの?乱視用コンタクトレンズの選び方と合わせ方について解説しました。
目に乱視がある方にとっては、見え方だけでなく付け心地にも大きき影響がでてきます。
眼科でしっかりと目に合わせることで、快適なコンタクトライフを送ることができますよ。
調子が良いコンタクトが見つかれば、ネット通販でコストを抑えることもできます。
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