目が疲れやすいのはコンタクトのせい?眼精疲労とデジタル疲労の正しい対策まとめを現役検査員が解説します

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「最近、夕方になると目がどんより重くなる。これってコンタクトのせいなのかな……」

スマホを見ながら、PCを閉じながら、ふとそう思った経験はありませんか?

  • 「夕方になると目が重くて、集中できなくなる」
  • 「コンタクトを外すと目の疲れが少し楽になる気がする」
  • 「眼精疲労なのか、コンタクトが合っていないのか、わからない」
  • 「目薬をさしてもすぐに疲れが戻ってくる」
  • 「最近、肩こりと目の疲れがセットでひどくなってきた」

こんな症状、毎日のように感じていませんか?

わたしはコンタクトショップで現役の検査員として10年以上働いていますが、「目が疲れやすくなった」という相談は、乾きや充血に続いて非常に多く受ける悩みです。

そして多くの方が「コンタクトをしているから仕方ない」と諦めてしまっています。

でも、それは正しくありません。

目の疲れの原因は「コンタクトだけのせい」でも「スマホだけのせい」でもなく、複数の要因が複雑に絡み合っています。

正しく原因を特定して、適切に対処すれば、「夕方の目のどんより感」は必ず改善できます。

この記事では、コンタクトユーザーに特有の眼精疲労・デジタル疲労の原因をタイプ別に整理して、今日から実践できる対策を現役検査員の視点で完全解説します。

「目が疲れるのは仕方ない」という諦めを、今日でおしまいにしましょう。

この記事でわかること
  • 「眼精疲労」と「デジタル疲労」の違いと見分け方
  • コンタクトユーザーに特有の疲れ目の「4つの原因タイプ」
  • 今日から実践できる「疲れ目対策7つ」
  • コンタクト選びを変えるだけで疲れが改善するケース
  • 「眼科に行くべき疲れ目」のサイン——放置すると怖いケース
  • 疲れにくいコンタクトの選び方
目次

ー この記事を書いた人 ー

ファンベアー UFOキャッチャー

ゆずあん
(通信販売コンタクトレンズ情報 運営者)

PROFILE
・コンタクトレンズショップに勤務
・コンタクトレンズの情報や購入方法を紹介
・わたし自身もコンタクトレンズを使用中
・自称 コンタクトレンズプロフェッショナル


「眼精疲労」と「デジタル疲労」——まず2つの違いを知ろう

「目が疲れる」という症状には、実は「眼精疲労」「デジタル疲労」という2つの概念があり、原因と対処法が異なります。

眼精疲労とは

眼精疲労とは、目の筋肉(毛様体筋・外眼筋)が疲弊した状態のことです。 「目を使いすぎた疲れ」の中でも、休息をとっても回復しにくい慢性的な状態を指します。

主な症状

  • 目がショボショボする・重い
  • ピントが合いにくい・ぼやける
  • 目の奥が痛い
  • 頭痛・肩こり・吐き気を伴う
  • 休んでも翌朝から目が疲れている

デジタル疲労(デジタルアイストレイン)とは

デジタル疲労はスマホ・PC・タブレットなどのデジタルデバイスの長時間使用によって起きる目・体の疲れの総称です。 2016年に米国眼科学会が提唱した「コンピュータービジョン症候群(CVS)」とも呼ばれます。

デジタル疲労特有の原因

  • ブルーライト(短波長光)による網膜への刺激
  • 画面の明暗・フリッカー(微細なちらつき)による目の緊張
  • まばたきの回数の減少(通常の3分の1以下になる)
  • 画面との距離・角度が固定されることによる毛様体筋の過緊張

2つの疲れの「見分け方」

特徴眼精疲労デジタル疲労
主な原因度数不一致・乱視未矯正・過矯正スマホ・PC長時間使用
悪化タイミング近くを見たとき・コンタクト装用中画面使用後
休息の効果休んでも回復しにくい休むと比較的回復する
伴う症状頭痛・吐き気を伴いやすいドライアイ・首肩こりを伴いやすい

多くの場合、両方が重なって起きています。 コンタクトユーザーは「コンタクトによる眼精疲労」「スマホ・PCによるデジタル疲労」が組み合わさって、より深刻な疲れ目になりやすいのです。

ゆずあん

「毎日コンタクトをしてスマホを8時間以上見ている」という方は、両方の疲れが積み重なっています。「どちらか一方だけを改善する」より「両方をセットで対策する」ことが、疲れ目改善の最短ルートです。


コンタクトユーザーに特有の疲れ目「4つの原因タイプ」——あなたはどれ?

コンタクトをつけているユーザーが疲れ目になりやすい原因を4つのタイプに整理しました。

タイプ①「度数・乱視の不一致型」

最も多い原因がこれです。 度数が合っていない(低矯正・過矯正)・乱視が矯正されていないコンタクトを使い続けることで、毛様体筋が常に過緊張状態になります。

「正しいピントを合わせよう」と脳と目が必死に補正し続けることで、夕方には限界を超えた疲れになります。

このタイプの特徴

  • 最後に眼科で度数を確認したのが1年以上前
  • 遠くはよく見えるが近くを見ると疲れる(過矯正のサイン)
  • 眼鏡では疲れないがコンタクトでは疲れる
  • こめかみ・眉間が特に疲れる

対処法

眼科で度数・乱視の再検査を受ける。最後に確認したのが1年以上前なら今すぐ受診を。


タイプ②「ドライアイ・乾燥型」

コンタクトの長時間装用・エアコン環境・スマホ使用によるまばたき減少が重なることで、涙の質・量が低下します。

目の表面が乾燥すると、光の屈折が乱れて脳が「見えにくさを補正しよう」と余計な処理をし続けます。 この過剰処理が疲れ目・頭痛の原因になります。

「まばたきすると一瞬クリアになる」という方は、ドライアイによる疲れ目のサインです。

このタイプの特徴

  • 夕方になるほど疲れとかすみが悪化する
  • まばたきすると一瞬クリアになる
  • 空調の効いた部屋・乾燥する季節に疲れが増す
  • 目薬をさすと一時的に楽になる

対処法

乾きにくいシリコーンハイドロゲルレンズへの切り替え・防腐剤フリー目薬の定期使用・装用時間の短縮。


タイプ③「酸欠・低酸素型」

酸素透過率(Dk/t)の低いレンズを長時間使用すると、角膜が慢性的に酸欠状態になります。 酸欠の角膜は刺激に敏感になり、疲れ・充血・視力のかすみにつながります。

特に古いタイプの非シリコーン(ハイドロゲル)レンズを長時間使用している方に多いタイプです。

このタイプの特徴

  • 夕方になると充血と疲れが同時に出てくる
  • 非シリコーンや格安コンタクトを使っている
  • 10時間以上装用することが多い
  • コンタクトを外すと目がホッとする感覚がある

対処法

シリコーンハイドロゲル素材(Dk/t 100以上)のレンズに切り替える・装用時間を8時間以内に抑える。


タイプ④「スマホ・PC複合型(デジタル疲労型)」

コンタクト装用中のスマホ・PC長時間使用で、以下の3つが重なります。

  1. まばたきが減って涙が蒸発しドライアイが悪化
  2. 近距離固定で毛様体筋が過緊張し続ける
  3. ブルーライトによる網膜への刺激が継続

この3つが組み合わさることで、コンタクト装用中のデジタル疲労は裸眼・眼鏡使用時より深刻になりやすいのです。

このタイプの特徴

  • PC・スマホ作業の後に目の疲れがピークになる
  • 首・肩のこりと目の疲れがセットで出る
  • 休日(スマホをあまり使わない日)は疲れが少ない
  • 画面から離れると症状が和らぐ

対処法

20-20-20ルールの徹底・ブルーライトカット機能の活用・画面の明るさ・距離の調整。


今日から実践できる「疲れ目対策7つ」——コンタクトユーザー版

対策①「20-20-20ルールを今すぐスマホにセットする」——最も即効性が高い

スマホ・PCを20分使ったら、20フィート(約6m)先を20秒見る。

この「20-20-20ルール」は米国眼科学会が推奨するデジタル疲労対策で、研究で効果が示されています。 20秒間遠くを見ることで、固まっていた毛様体筋の緊張がリセットされます。

今すぐできること

スマホのタイマーを20分にセットして、今日から始めてください。 アラームのラベルを「目を休める!」にしておくと、リマインダーとして機能します。


対策②「コンタクト対応目薬を2〜3時間おきにさす」——乾燥型疲れ目の特効薬

コンタクト対応の防腐剤フリー目薬を「乾いてからさす」ではなく「乾く前にさす」習慣が重要です。 2〜3時間おきの定期的な点眼で目の表面を常に潤わせることで、ドライアイ由来の疲れを大幅に軽減できます。

選び方のポイント

「コンタクト装用中OK」「防腐剤フリー」「ソフトコンタクト使用可」の表記があるものを選んでください。


対策③「画面の明るさと距離を見直す」——環境改善は即効性がある

画面の明るさ

周囲の明るさと画面の明るさが大きく異なると、目が明暗差への適応に疲れます。 夜間は画面の明るさを下げ、「ナイトシフト・ダークモード」を活用しましょう。

画面との距離

スマホは40〜50cm以上・PCは50〜70cm程度の距離を保つことを意識してください。 近すぎる画面は毛様体筋を最大限に緊張させます。

画面の高さ

目線より少し下に画面があるのが理想的です。 見上げる姿勢での画面使用は首・肩・目すべてに負担をかけます。


対策④「装用時間を意識的に短くする」——眼鏡との使い分けが最強の対策

コンタクトの装用時間を短くすること・眼鏡との使い分けを意識することは、疲れ目予防の最もシンプルで確実な方法です。

在宅ワークの日は眼鏡で過ごす 帰宅後はすぐコンタクトを外す 週に1〜2日「コンタクトなしの日」を作る

「コンタクトをつけている時間が短いほど、目の回復時間が増える」という単純な事実が、慢性的な疲れ目の大きな改善につながります。


対策⑤「ホットタオルで目周りをほぐす」——マイボーム腺ケアで疲れを根本から取る

就寝前にホットタオル(40〜42度)を目の上に3〜5分置くだけで、マイボーム腺の詰まりが解消され、涙の油層が安定します。 涙が安定することで翌日のコンタクト装用時の疲れが格段に違います。

繰り返し使えるホットアイマスクを一つ持っておくと、毎晩のルーティンに組み込みやすくなります。


対策⑥「首・肩のストレッチをセットで行う」——目と体はつながっている

目の疲れは首・肩の筋肉と連動しています。 1時間に1回、以下のストレッチを取り入れるだけで目の疲れが大幅に軽減されます。

首のストレッチ(各方向に10秒)

  1. ゆっくり右に倒す→左に倒す
  2. 前に倒す→後ろに倒す
  3. 右に回す→左に回す

肩まわしストレッチ

肩を大きく前後にゆっくり10回ずつ回す。


対策⑦「眼科で度数を確認する」——対策の土台は正しい処方

対策①〜⑥をすべて実践しても疲れが改善しない場合は、度数・乱視の問題が根本にある可能性があります。 最後に眼科で度数を確認したのが1年以上前なら、まず眼科を受診することが最も効果的な「対策」です。


「疲れにくいコンタクト」の選び方——レンズ変更が最も効果的なケースも

「対策をいろいろ試したけど改善しない」という方は、レンズ自体を変えることで劇的に改善するケースがあります。

疲れにくいコンタクトの4条件

条件①「シリコーンハイドロゲル素材・Dk/t 100以上」

酸欠由来の疲れ目には、高酸素透過率のシリコーンハイドロゲルレンズが最も効果的です。

条件②「表面コーティングあり」

乾燥由来の疲れ目には、保湿コーティングが施されたレンズが有効です。 まばたきの摩擦が減り、涙の安定性が上がることで疲れが軽減されます。

条件③「乱視がある方は乱視用レンズを選ぶ」

乱視が矯正されていないと脳が常に「補正しよう」と過緊張し、疲れ目の大きな原因になります。 CYL -1.00D以上の乱視がある方は、乱視用コンタクト(トーリックレンズ)への切り替えが疲れ目改善に直結します。

条件④「ブルーライトカット機能付き(任意)」

デジタル疲労が主な原因の方には、ブルーライトカット機能付きのコンタクトも選択肢のひとつです。 ただしブルーライトカットコンタクトの疲れ目への効果については、現時点で研究が進んでいる段階であり、「効果がある方とない方がいる」という段階です。

疲れ目対策レンズ比較表

レンズ名タイプ疲れ目対策の強みこんな方に
ワンデー オアシス MAX1DAYブルーライトカット+最高水準の乾燥対策デジタル疲労+乾燥型に
デイリーズ トータル ワン1DAY摩擦ゼロ設計で疲れを最小化ドライアイ型・長時間装用に
マイデイ1DAY乾燥対策疲れ目に
プレシジョン ワン1DAY安定したフィット感で疲れ軽減コスパ重視に
アキュビュー オアシス(2WEEK)2WEEKDk/t 147・超高酸素酸欠型・長時間装用・コスト重視に

「眼科に今すぐ行くべき疲れ目」のサイン

疲れ目の中には、セルフケアでは対処できない・してはいけないものがあります。

🔴 今すぐ眼科へ

  • [  ] 目の疲れに加えて急激な視力低下がある
  • [  ] 目の奥に激しい痛みがある
  • [  ] 頭痛・吐き気・めまいを伴う
  • [  ] 片目だけに強い疲れ・視野の異常がある
  • [  ] 休んでも全く回復しない疲れが2週間以上続く

🟡 数日以内に眼科へ

  • [  ] 対策を1〜2週間続けても改善しない
  • [  ] 最後に眼科で度数を確認したのが1年以上前
  • [  ] 疲れ目とともに充血・目やにが続く

🟢 セルフケアで様子見OK

  • [  ] スマホ・PC使用後に出る疲れで、休むと回復する
  • [  ] 目薬をさすと症状が和らぐ
  • [  ] 眼鏡に変えると疲れが出ない

よくある質問(Q&A)

Q. コンタクトをやめて眼鏡にすれば目の疲れは治りますか?

A. 度数が正確に合った眼鏡に変えれば改善する場合がありますが、スマホ・PCの使い方を変えなければデジタル疲労は改善しません。

「コンタクトをやめれば解決」ではなく「疲れの原因(度数不一致・乾燥・デジタル疲労)を特定して対処する」が正確なアプローチです。

Q. ブルーライトカット眼鏡とブルーライトカットコンタクト、どちらが効果的ですか?

A. 現時点では眼鏡タイプの方が研究データが多く、効果についての根拠が蓄積されています。

コンタクトのブルーライトカット機能は新しい技術で効果の研究が進んでいる段階です。 ただし「ブルーライトカット+乾燥対策」という総合性ではコンタクトタイプが優位になる場合があります。

Q. 目が疲れてきたらすぐ目薬をさすのがいいですか?

A. 「疲れてからさす」より「疲れる前に定期的にさす」の方が効果的です。

防腐剤フリーの目薬を2〜3時間おきに定期的にさすことで、疲れの蓄積を予防できます。 「疲れてから対処する」ではなく「疲れを溜めない」が疲れ目ケアの正しいアプローチです。

Q. 子どものコンタクトユーザーが目の疲れを訴えています。どうすればいいですか?

A. まず眼科を受診して度数・目の状態を確認することをおすすめします。

子どもはスマホ・ゲームの長時間使用によるデジタル疲労が深刻になりやすく、成長期の近視進行と疲れ目が重なることがあります。 「目が疲れる」という訴えは、度数変化のサインである可能性もあります。

Q. 疲れ目に良い食べ物はありますか?

A. 目の健康に関わる栄養素として以下が挙げられます。

アントシアニン(ブルーベリー・黒豆): 網膜の機能サポート。 ルテイン・ゼアキサンチン(ほうれん草・卵黄): 黄斑部の保護。 DHA・EPA(青魚): 涙の油層の安定・ドライアイ改善。 ビタミンA(にんじん・レバー): 角膜・結膜の健康維持。 ただし「食べれば疲れが取れる」ものではなく、コンタクトの正しい使い方・デジタル環境の改善が前提です。


まとめ:「コンタクトと疲れ目」は原因を知れば必ず改善できる

この記事でお伝えしてきたことを最後に整理します。

コンタクトユーザーの疲れ目「4タイプ」と対処法

タイプ主な原因最重要な対処法
度数・乱視の不一致型過矯正・乱視未矯正眼科で度数再確認
ドライアイ・乾燥型涙の不安定・蒸発乾きにくいレンズ+目薬
酸欠・低酸素型低Dk/tレンズ長時間装用高Dk/tシリコーンレンズへ
デジタル疲労型スマホ・PC長時間使用20-20-20ルール・環境改善

今日から始める「疲れ目対策7つ」

対策効果難易度
20-20-20ルール(アラーム設定)即効性あり★☆☆
防腐剤フリー目薬(2〜3時間おき)高い★☆☆
画面の明るさ・距離の見直し中程度★☆☆
装用時間を短く・眼鏡との使い分け高い★★☆
ホットタオルケア(就寝前)高い(継続で効果増)★☆☆
首・肩のストレッチ中程度★☆☆
眼科での度数確認最高(根本解決)★★☆

「目が疲れるのはコンタクトをしているから仕方ない」という諦めを、今日から捨ててください。

疲れ目の原因を特定して・正しいレンズを選んで・日常の習慣を少し変えるだけで、あなたの夕方の目のどんより感は必ず改善できます。

まず今日できることを一つ——スマホのアラームに「20分ごとに目を休める」を設定すること。

それだけで、今日の夕方の疲れが昨日と違うはずです。

あなたの目が毎日元気に輝き続けることを、現役検査員として心から応援しています!


「20-20-20ルールを始めたら疲れが楽になった!」「レンズを変えたら全然違う」など、ぜひ教えてくださいね💕 みなさんの声がわたしの励みになります!

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