「マツエクをつけてからなんか目がゴロゴロする……コンタクトのせい?マツエクのせい?」
こんな悩み、マツエクもコンタクトも両方楽しんでいる方なら一度は感じたことがあるはずです。
- 「マツエクをつけてからコンタクトが外れやすくなった気がする」
- 「マツエクのグルーってコンタクトに影響しないの?」
- 「マツエクの繊維がコンタクトとまぶたの間に入り込んで痛かった」
- 「マツエクのリムーバーを使うとき、コンタクトはどうすればいいの?」
- 「マツエクをつけたいけど、コンタクトを外してサロンに行くの?つけたまま行っていいの?」
マツエクとコンタクトの組み合わせについて、正確な情報を知らないまま「なんとなくどちらも使っている」という方がとても多いんです。
わたしはコンタクトショップで現役の検査員として10年以上働いていますが、「マツエクをつけてからコンタクトの調子が悪い」という相談を受けることは、美容意識の高い20〜30代女性から特に多く受けます。
正直にお伝えします。
まつ毛エクステとコンタクトは、相性が良いとは言えない組み合わせです。
ただし「マツエクをつけているからコンタクトを絶対にやめなければいけない」ということではありません。 正しい知識を持って、適切に管理すれば、マツエクもコンタクトも両立できます。
この記事では、マツエクがコンタクトと目に与える影響の仕組みから、「サロン施術前後のコンタクト管理」「リムーバー使用時の注意点」「マツエク中のコンタクトケア」まで、現役検査員が丁寧に解説します。
おしゃれも目の健康も、どちらも諦めたくない方のための記事です。
- グルー・繊維・リムーバーのコンタクトへの影響
- サロン施術の前後「コンタクトをどうすればいいか」
- マツエク中の日常コンタクトケアで特に注意すること
- マツエクが終わった後のコンタクトの外し方・注意点
- 「マツエク+コンタクト」を安全に両立させる5つのポイン
ー この記事を書いた人 ー

ゆずあん
(通信販売コンタクトレンズ情報 運営者)
PROFILE
・コンタクトレンズショップに勤務
・コンタクトレンズの情報や購入方法を紹介
・わたし自身もコンタクトレンズを使用中
・自称 コンタクトレンズプロフェッショナル
マツエクがコンタクトに与える「3つのリスク」——なぜ相性が悪いのか
「なぜマツエクとコンタクトの相性が悪いのか」を理解するために、まず3つのリスクを整理しておきましょう。
リスク①「グルー(接着剤)の揮発成分が目に影響する」
マツエクの接着に使われるグルー(主成分:シアノアクリレート系接着剤)は、施術中・施術直後に揮発成分を放出します。
この揮発成分が目に入ると
- 目の充血・炎症
- コンタクトの素材への吸着・変質
- 角膜・結膜への刺激
グルーの揮発はコンタクトをつけていない状態でも目への刺激になりますが、コンタクトをつけている場合は揮発成分がレンズに吸着して、目に持続的な影響を与えるリスクが高まります。
施術中はコンタクトを必ず外す必要がある最大の理由がこれです。
リスク②「繊維・グルーの微粒子がコンタクトとまぶたの間に入り込む」
マツエクの人工まつ毛の繊維・グルーの微粒子は、まばたきのたびにコンタクトとまぶたの間に入り込む可能性があります。
これが「マツエクをつけてからゴロゴロする」という最も多い症状の原因です。 特に
- エクステが取れかけているとき(まつ毛から浮いた繊維が動く)
- エクステが長い・重い(まばたきの際の動きが大きい)
- まぶたの内側に近い位置にエクステが付いているとき
これらの状況では繊維がコンタクトに触れるリスクが高まります。
リスク③「リムーバー(除去液)がコンタクトを変質させる」
マツエクのリムーバー(グルーを溶かす除去液)はコンタクトのレンズ素材に非常に強い影響を与えます。
リムーバーの主成分(油性成分・溶剤)がレンズに接触すると
- レンズが膨潤・変形する
- レンズの光学的品質が低下する
- 変質したレンズが角膜に摩擦・傷を与える
リムーバーを使用するときはコンタクトを必ず外す——これは絶対に守ってほしいルールです。
ゆずあん「マツエクのサロンで目を閉じているから大丈夫でしょ」と思っている方がいますが、グルーの揮発成分は目を閉じていても少量が目に入り込むことがあります。施術中にコンタクトをつけていることは、この影響を大きくします。
サロン施術の前後——「コンタクトをどうすべきか」完全ガイド
施術前:コンタクトは外してサロンへ
マツエクの施術を受ける際は、必ずコンタクトを外してからサロンに行くか、サロンで施術前に外してください。
理由
- 施術中(目を閉じている間)にグルーの揮発成分がコンタクトに接触するリスクを防ぐため
- 施術者がまつ毛・まぶたにアクセスしやすくなる(コンタクトなしの方が施術しやすい)
- 万が一グルーが目に触れた際の影響を最小化するため
サロンへの持ち物
- 眼鏡(施術後つけるため)
- コンタクトケースと保管液(施術前に外してケースに入れるため)
サロンによっては「コンタクトを外してきてください」と明示している場所もありますが、言われなくても外していくことをおすすめします。
施術後:コンタクトをつけ直す前に必ず確認すること
施術が終わってすぐにコンタクトをつけ直すのは避けてください。
施術後にコンタクトをつけ直す前の確認事項
① グルーが十分に硬化しているか
グルーの硬化には時間がかかります。 施術直後はまだグルーが完全に固まっておらず、揮発成分が出ている可能性があります。 施術後最低4〜6時間はコンタクトをつけるのを控えることをおすすめします。
サロンによって使用するグルーの種類が異なるため、施術者に「コンタクトはいつからつけていいですか?」と確認することが最も確実です。
② 目に異常がないか確認する
施術後に目の充血・かゆみ・違和感がないかを確認してください。 何か異常を感じる場合は眼科を受診してからコンタクトをつけてください。
③ 施術後は翌日からの装用を推奨
最も安全なのは施術当日はコンタクトをつけず、翌日から様子を見ながら装用することです。
マツエク中の日常コンタクトケア——毎日の注意点
マツエクをつけている間(施術後のオフまでの期間)の日常コンタクトケアで特に注意すべきことをお伝えします。
注意点①「コンタクトの外し方を変える」
通常のコンタクトの外し方では、まつ毛・エクステに指が触れやすくなります。 マツエク中は以下の外し方の工夫をしてください。
通常の外し方
人差し指と親指でまつ毛近くのレンズをつまんで外す
マツエク中の推奨外し方
下まぶたを中指で引き下げて、人差し指でレンズの下端に触れてズラしてから外す。まつ毛・エクステからできるだけ指を離した位置でレンズに触れるイメージです。
注意点②「まつ毛に当たらないようにさす」または「コンタクト対応目薬を選ぶ」
マツエク中に目薬をさす場合、目薬がグルー部分に触れることで接着力が弱まることがあります。 コンタクト対応の目薬を選ぶことは変わりませんが、できるだけまつ毛の付け根・エクステ部分に目薬が触れないようにさしてください。
注意点③「取れかけエクステに特に注意する」
マツエクが取れかけてくると(エクステの端がまつ毛から浮いてくる状態)、繊維がコンタクトとまぶたの間に入り込みやすくなります。
取れかけのエクステが多い時期は
- コンタクト対応目薬を普段より頻繁にさす
- ゴロゴロ感を感じたら手でこすらず目薬で洗い流す
- 早めにサロンでメンテナンス・フィルインを行う
注意点④「まぶたへのクレンジングに特に注意する」
マツエクをつけている間は、まぶた・まつ毛の根元を強くこすってクレンジングすることができません。 しかしコンタクトユーザーはクレンジングをしっかり行う必要もあります。
この矛盾を解消する方法は
- まつ毛の根元を避けた部分のクレンジングは通常通り行う
- まつ毛の根元は専用のまつ毛シャンプー・マツエク対応クレンジングを使う
- クレンジングは必ずコンタクトを外してから行う
マツエクのオフ(リムーバー使用)時の絶対的なルール
マツエクをオフするときのリムーバー使用は、コンタクトユーザーにとって最も注意が必要な場面です。
リムーバーの種類と危険度
| リムーバーの種類 | 主成分 | コンタクトへの危険度 |
|---|---|---|
| クリームリムーバー | 油性・乳化成分 | 🔴 非常に高 |
| ジェルリムーバー | 油性・ゲル成分 | 🔴 非常に高 |
| テープ型リムーバー | 溶剤含有シート | 🔴 高 |
| ポイントリムーバー | 溶剤 | 🔴 非常に高 |
どのタイプのリムーバーも、コンタクトを装用した状態での使用は絶対NGです。
リムーバー使用時の正しい手順
リムーバーを使用する前に必ずコンタクトを外して、ケースに保管してください。
リムーバーがどれだけ慎重に使用されていても、微量が目の周囲に残ることがあります。
施術後はリムーバーの成分をしっかりと洗い流してください。
リムーバーが目の周りに残っていないことを確認してからコンタクトをつけてください。 施術後は少なくとも30分〜1時間以上間をおくことをおすすめします。
マツエクのオフ前後に使用していたレンズは、過酸化水素系洗浄液でしっかり洗浄してから再使用するか、1DAYなら廃棄して新しいものに替えてください。
マツエクによる目のトラブル——こんな症状が出たらすぐ対処
マツエクが原因で起きやすい目のトラブルとその対処法をお伝えします。
トラブル①「ゴロゴロ感・異物感」
原因
エクステの繊維・グルーの微粒子がコンタクトとまぶたの間に入り込んでいる
対処法
- コンタクト対応目薬を2〜3滴さして目を軽くまばたきさせる
- それでも取れない場合は、コンタクトを一度外して確認する
- 手で目をこすることは絶対NG(エクステの繊維が角膜を傷つけるリスク)
トラブル②「施術後から目が充血している・かゆい」
原因
グルーのアレルギー反応・揮発成分による刺激
対処法
- コンタクトを外す
- コンタクト対応目薬で目を洗浄する
- 症状が改善しない場合は眼科を受診する
- グルーアレルギーの疑いがある場合は、次回のマツエクから低アレルゲングルーへの変更を検討する
注意:グルーアレルギーとコンタクトの関係
グルーアレルギーが起きている状態でコンタクトをつけることは、症状をさらに悪化させる可能性があります。 グルーアレルギーが疑われる場合は、眼科を受診してからコンタクト使用を再開してください。
トラブル③「マツエク施術後からコンタクトが外れやすくなった」
原因
- エクステの重みでまぶたの動きが変化し、コンタクトが押し出されやすくなる
- エクステがコンタクトに触れてズレさせる
対処法
- BCが合っているかを眼科で確認する
- より「フィット感の高い」レンズへの変更を検討する
- エクステの長さ・本数・カールを見直す(担当のスタイリストに相談)
マツエクのスタイル選びとコンタクトの相性
「マツエクをどんなスタイルにするかによって、コンタクトへの影響が変わる」ことも知っておいてください。
コンタクトへの影響が少ないマツエクスタイル
本数:少なめ(80〜100本/片目)
本数が少ないほどエクステの重み・繊維の量が少なく、コンタクトへの影響が抑えられます。
長さ:短め〜ナチュラル(9〜11mm程度)
長いエクステはまばたきの際に動きが大きく、コンタクトに触れやすくなります。 ナチュラルな長さに抑えることでこのリスクを軽減できます。
カール:Jカール〜Cカール(ナチュラル系)
強いカール(Dカール・Lカール)はまぶたの内側に向かって曲がる部分があり、コンタクトとまぶたの間に繊維が入り込みやすくなります。
素材:シルク・コットン系(柔らかい素材)
繊維が細い・柔らかい素材は、目に入り込んでも刺激が少なめです。
「コンタクトユーザーです」とスタイリストに伝える
サロンでマツエクを施術してもらう際、「コンタクトをつけている」ことを必ずスタイリストに伝えてください。
スタイリストがこの情報を知っていることで:
- グルーの揮発が少ないタイプを選んでくれる
- 施術中の目への影響を最小化する工夫をしてくれる
- コンタクトユーザー向けのアドバイスをもらえる
「マツエクとコンタクトを両立させる」5つのポイント
まとめとして、マツエクとコンタクトを安全に両立させるための5つのポイントをお伝えします。
ポイント①「施術前後はコンタクトを外す」
施術前にコンタクトを外し、施術後は最低4〜6時間(できれば翌日)はコンタクトをつけない。 これが最も基本的かつ重要なルールです。
ポイント②「リムーバー使用時は必ずコンタクトを外す」
リムーバーがコンタクトに触れると、レンズが変質・変形します。 自分でオフする場合も、サロンでオフする場合も、コンタクトを必ず外してから行ってください。
ポイント③「コンタクト対応目薬を常に携帯する」
マツエク中はゴロゴロ感が通常より起きやすい状態です。 コンタクト対応の防腐剤フリー目薬を常にバッグに入れておき、違和感を感じたらすぐに使えるようにしておきましょう。
ポイント④「1DAYコンタクトを選ぶ」
マツエク中のコンタクトには1DAYが最適です。 万が一繊維・グルー成分が付着しても、その日で廃棄できるため長期的な汚染・ダメージのリスクがゼロになります。
ポイント⑤「「ゴロゴロする・充血する」症状を我慢しない」
マツエク中に目のゴロゴロ感・充血が続く場合は、我慢せずコンタクトを外して眼科を受診してください。 「マツエクをつけているから仕方ない」という思い込みで放置すると、角膜炎・アレルギー性結膜炎に発展することがあります。
よくある質問(Q&A)——マツエク×コンタクトのギモンを解決
Q. マツエクをつけていてもカラコンを使っていいですか?
A. カラコンとマツエクの組み合わせは、通常コンタクトより注意が必要です。
カラコンは着色素材があることで汚れ・繊維が付着しやすく、マツエクの繊維・グルー成分の影響を受けやすい傾向があります。 使用する場合は1DAYのカラコンを選び、違和感がある日はすぐに外すことを徹底してください。
Q. マツエクのグルーアレルギーになりました。コンタクトを続けてもいいですか?
A. グルーアレルギーが出ている期間は、コンタクト使用を控えることをおすすめします。
アレルギー反応で目が充血・炎症している状態でコンタクトをつけることで、症状がさらに悪化する可能性があります。 眼科を受診して症状が落ち着いてからコンタクト使用を再開してください。 また今後のマツエクでは低アレルゲングルーを使用するサロンを選ぶことを検討してください。
Q. まつ毛パーマとコンタクトの相性はマツエクと同じですか?
A. まつ毛パーマもコンタクトとの組み合わせには注意が必要です。
パーマ液(ロット液・定着液)がコンタクトに触れると変質する可能性があります。 施術中はコンタクトを外す必要があります。 ただしマツエクのグルーのような「繊維が落ちてくる」リスクは少ないため、日常的な影響はマツエクより少ない傾向があります。
Q. マツエクをつけてから眼科に行ってもいいですか?
A. もちろん大丈夫です。
むしろ「マツエクをつけてから目の調子が悪い」という場合は積極的に眼科を受診してください。 受診の際は「マツエクをつけている・コンタクトをつけている」の両方を眼科医に伝えてください。
Q. マツエクの施術直後、コンタクトをつけたまま帰宅するのは大丈夫ですか?
A. おすすめしません。
施術直後はグルーの硬化が不完全で揮発成分が出ている可能性があります。 帰宅は眼鏡で行い、自宅でグルーが十分に硬化した後(施術後4〜6時間以上)にコンタクトをつけ直してください。 サロンへは必ず眼鏡を持参するか、コンタクトを外して眼鏡に切り替えてから帰宅しましょう。
まとめ:「施術前後は外す・リムーバー時は外す・ゴロゴロしたら外す」——この3つを守れば両立できる
この記事でお伝えしてきたことを最後に整理します。
マツエクがコンタクトに与える3つのリスク
| リスク | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| グルー揮発成分の影響 | 施術中の成分蒸発 | 施術前にコンタクトを外す |
| 繊維・微粒子の混入 | エクステの脱落・動き | 目薬の定期使用・こすらない |
| リムーバーによる変質 | 強力な溶剤成分 | リムーバー使用前に必ず外す |
マツエク×コンタクト「5つの両立ポイント」まとめ
- 施術前はコンタクトを外してサロンへ
- 施術後は最低4〜6時間(できれば翌日)コンタクトをつけない
- リムーバー使用時は必ずコンタクトを外す
- マツエク中は1DAYコンタクト+目薬の常備
- ゴロゴロ・充血・違和感を我慢しない——すぐ外して目薬か眼科へ
マツエクもコンタクトも、どちらも毎日の気分を上げてくれる大切なものです。 この記事でお伝えした5つのポイントを守れば、両方を安全に楽しめます。
おしゃれと目の健康を両立させながら、毎日をもっと輝かせてください。 あなたのマツエク×コンタクトライフが、美しく・健やかであり続けることを、現役検査員として心から応援しています!
「マツエクとコンタクトの注意点、知らなかった!」「施術前に外すようにします」など、ぜひ教えてくださいね💕 みなさんの声がわたしの励みになります!







