「定番ブランドのアキュビューモイストと、コスパ重視のメダリスト。実際どっちがいいの?」
このブログでは非シリコーン高含水レンズの比較記事を何本かお届けしてきましたが、今回はこの組み合わせも気になっている方が多いはずです。
- 「アキュビューモイストは知ってるけど、メダリストワンデープラスは聞いたことがない」
- 「メダリストって価格が安いイメージだけど、品質は大丈夫なの?」
- 「『コンフォートモイストテクノロジー』ってどんな仕組み?」
- 「Dk値が22と28、数字が違うけど実際差を感じるもの?」
- 「できるだけコスパよく高含水レンズを使いたい」
ワンデーアキュビューモイスト(ジョンソン・エンド・ジョンソン)とメダリストワンデープラス(ボシュロム)は、どちらも「非シリコーンの高含水レンズ」というカテゴリに属するレンズです。
わたしはコンタクトショップで現役の検査員として10年以上働いていますが、「コスパの良いレンズを探している」という方に、メダリストワンデープラスをご紹介することは多いです。
そして実際にお話を伺っていくと、「ブランドの実績・乱視矯正も含めた選択肢の広さを求める方」と「コスパと夜間視力サポートを重視する方」で、選び方が分かれることに気づきます。
この記事では、ワンデーアキュビューモイストとメダリストワンデープラスを「素材技術・スペック・価格・乱視用・夜間視力」など、現役検査員の視点で徹底的に比較します。
「高含水の非シリコーンレンズ、コスパも含めて結局どっちを選べばいいのか」——この記事を読み終わった頃には、答えが見えてくるはずです。
この記事でわかること
- ワンデーアキュビューモイストの「ラクリオンテクノロジー」とは何か
- メダリストワンデープラスの「コンフォートモイストテクノロジー」とは何か
- スペック(Dk値・含水率・UVカット)の徹底比較
- それぞれの「プラスポイント」「マイナスポイント」
- 価格・コスパの比較
- 「こんな方にはアキュビューモイスト」「こんな方にはメダリスト」の判断基準
まずは基本情報を比較——スペック一覧表
最初に、2つのレンズの基本スペックを並べて見てみましょう。
ワンデーアキュビューモイスト vs メダリストワンデープラス スペック比較表
| 項目 | ワンデー アキュビュー モイスト | メダリスト ワンデー プラス |
|---|---|---|
| メーカー | ジョンソン・エンド・ジョンソン | ボシュロム |
| 素材 | 非シリコーンハイドロゲル(エタフィルコンA) | 非シリコーンハイドロゲル(非イオン性) |
| 技術名 | ラクリオンテクノロジー | コンフォートモイストテクノロジー+HDオプティクス |
| 含水率 | 58% | 59% |
| Dk値(酸素透過係数) | 28.0 | 22 |
| ベースカーブ | 8.5mm | 8.6mm |
| 直径(DIA) | 14.2mm | 14.2mm |
| UVカット | あり | — |
| 1箱あたり枚数 | 30枚 | 30枚 |
| 乱視用 | あり | あり |
| 遠近両用 | あり(マルチフォーカル) | — |
| 夜間視力サポート | — | あり(HDオプティクス) |
| 参考価格(30枚) | 2,200〜3,200円程度 | 1,100円〜程度 |
ゆずあん含水率はほぼ同じ(58% vs 59%)ですが、価格帯にはかなりの差があります。メダリストワンデープラスは30枚あたり1,100円程度〜という非常にコスパの良い価格設定になっています。「価格が安い=品質が劣る」というわけではなく、それぞれのブランドが「どこに力を入れているか」が違うだけ、という視点で見ていきましょう
「ラクリオンテクノロジー」vs「コンフォートモイストテクノロジー」——うるおいを保つ技術の違い
ワンデーアキュビューモイスト:「ラクリオンテクノロジー」——天然の涙に似た成分を組み込む
ワンデーアキュビューモイストの核となる技術は、これまでの比較記事でもお伝えしてきた「ラクリオンテクノロジー」です。
ラクリオンテクノロジーの特徴:
- 天然の涙に含まれる成分に似た保水成分(PVP)を、レンズの素材に永久的に組み込む
- 「つけた瞬間すぐなじみ、レンズのうるおいキープ」というコンセプト
- うすくてやわらかなレンズが、やさしく軽いつけ心地を実現
メダリストワンデープラス:「コンフォートモイストテクノロジー」——3つの要素でうるおいをサポート
メダリストワンデープラスの核となる技術は、**「コンフォートモイストテクノロジー」**という、3つの要素を組み合わせた技術です。
コンフォートモイストテクノロジーの3要素:
① 涙を引き寄せるうるおい成分「ポロキサミン」を含むレンズ保存液
レンズをパッケージから取り出した瞬間から、うるおい成分が涙を引き寄せます。
② タンパク質汚れが付着しにくい非イオン性のレンズ素材
汚れの蓄積を抑えることで、装用中の清潔さ・快適さを保ちます。
③ 薄く、周辺部のカーブが緩やかなレンズデザイン
まばたきのたびに涙が全体に行き渡りやすい設計で、うるおいの分布を助けます。
さらに、「HDオプティクス」という非球面の光学デザインも搭載しており、瞳孔が大きくなる状況下でも球面収差が補正され、にじみ・ぼやけのないシャープな視界をサポートします。
2つの技術の発想の違いをイメージで比較
| ワンデーアキュビューモイスト (ラクリオンテクノロジー) | メダリストワンデープラス (コンフォートモイストテクノロジー) |
|---|---|
| 「天然の涙に似た保水成分を、レンズ素材に永久的に組み込む」 → 「素材そのもの」にうるおいを持たせるアプローチ | 「保存液の成分+素材の特性+レンズの形状、3つの要素を組み合わせる」 → 「複数の要素の組み合わせ」でうるおいと視界をサポートするアプローチ |
メダリストワンデープラスは、うるおい対策だけでなく「視界のシャープさ」にも力を入れている点が特徴的です。
それぞれの「プラスポイント」と「マイナスポイント」
ワンデーアキュビューモイストのプラスポイント
① UVカット機能あり
紫外線対策をレンズ自体で行えます。
② 乱視用ラインナップがある
「まばたきの力を利用した独自設計」により、目の動き・姿勢が変わっても安定した視界を実現するとされています。
③ 遠近両用ラインナップも充実
「年齢とともに変化する目の状態に対応する」というコンセプトで、マルチフォーカルも展開されています。
④ Dk値28.0——メダリスト(22)より高い酸素透過率
非シリコーン系の中では、メダリストよりやや高い数値です。
⑤ 長年の実績と高い知名度
コンタクト初心者でも名前を知っているケースが多く、安心感につながります。
ワンデーアキュビューモイストのマイナスポイント
① 価格帯はメダリストと比べると高め
ブランド力・実績のあるレンズとして、価格帯はメダリストワンデープラスと比較するとやや高めに位置します。
メダリストワンデープラスのプラスポイント
① 非常にコスパが良い価格帯
わたしが調査した参考価格では30枚あたり1,100円程度〜という、1DAYレンズの中でも特にコスパの良い価格設定です。
② HDオプティクスによる夜間視力のサポート
非球面レンズデザインにより、瞳孔が大きくなる状況下でも球面収差が補正され、夜間・薄暗い場所でのにじみ・ぼやけを軽減します。
③ 「週に数回しか使わない」という方にも適した価格
価格.comのレビューでも「週に何度しか使用しない・1dayを使っている」という声があり、装用頻度が少ない方にもコスパよく使いやすいという特徴があります。
④ 非イオン性素材でタンパク質汚れに強い
タンパク質汚れが付着しにくい素材設計です。
メダリストワンデープラスのマイナスポイント
① UVカット機能の明記がない
アキュビューモイストと比べると、UVカット機能の打ち出しは確認できません。屋外活動が多い方は別途対策が必要です。
② 乱視用・遠近両用ラインナップが確認しづらい
アキュビューモイストのような明確な乱視用・遠近両用展開は、現時点で確認しづらい状況です。
③ Dk値22——長時間装用ではやや注意が必要
酸素透過率の数値としては低めの部類に入ります。 価格.comのレビューでも「長時間つけていると目が乾くような感じがした」という声があり、長時間装用には注意が必要です。
こんな方にはワンデーアキュビューモイストがおすすめ
✅ ワンデーアキュビューモイストが向いている方チェックリスト
- [ ] UVカット機能は外したくない
- [ ] 乱視があり、非シリコーン系の乱視用レンズを探している
- [ ] 老眼と乱視、両方の悩みがある
- [ ] 長時間(8時間以上)の装用が多い
- [ ] 知名度・実績のある定番ブランドを使いたい
ワンデーアキュビューモイストは「UVカット+乱視用ラインナップ+実績」という、機能性の幅広さを重視する方に特にマッチします。
こんな方にはメダリストワンデープラスがおすすめ
✅ メダリストワンデープラスが向いている方チェックリスト
- [ ] コンタクト代をできるだけ抑えたい
- [ ] 週に数回しかコンタクトを使わない(旅行・特別な日のみなど)
- [ ] 夜間運転や薄暗い場所での見え方を改善したい
- [ ] 装用時間が比較的短め(8時間以内)
- [ ] シャープな視界・コントラストを重視したい
メダリストワンデープラスは「コスパの良さ+HDオプティクスによる夜間視力サポート」という、コストと視界のシャープさを重視する方に特にマッチします。
「使う頻度」で選ぶ——毎日使うか、たまに使うか
価格.comのレビューでも触れられていたポイントですが、「コンタクトを使う頻度」によって、選ぶべきレンズの優先順位が変わってきます。
毎日・長時間使う方
毎日8時間以上コンタクトを使う方には、酸素透過率(Dk値)がより高いワンデーアキュビューモイスト(Dk値28.0)の方が、角膜への負担を考えると安心感があります。
週に数回・短時間使う方
旅行・特別な日・スポーツの日だけなど、コンタクトの使用頻度が少ない方には、メダリストワンデープラスのコスパの良さが大きなメリットになります。 「1箱を使い切るまでに時間がかかる」という使い方をする方にとって、価格の安さは継続のしやすさにもつながります。
価格・コスパで比較する
価格帯の目安(30枚入り・参考)
| レンズ名 | 1箱(30枚)の価格目安 | 1日あたりのコスト目安 |
|---|---|---|
| ワンデー アキュビュー モイスト | 2,200〜3,200円程度 | 約73〜107円 |
| メダリスト ワンデー プラス | 1,100円〜程度 | 約37円〜 |
※価格は販売店・キャンペーンによって変動します。購入時は最新価格をご確認ください。
コスパの考え方
価格.comの参考価格を見ると、メダリストワンデープラスの方が圧倒的にコスパが良いという結果になります。
「年間のコンタクト代をできるだけ抑えたい」という方にとって、メダリストワンデープラスは非常に有力な選択肢です。 ただし「コスパが良い=自分に合う」とは限らないため、まずは試し装用で自分の目との相性を確認することをおすすめします。
「今使っているレンズから変える」ときのポイント
メダリストワンデープラス → ワンデーアキュビューモイストに変える場合
「メダリストは良いけど、乱視も矯正したい」「UVカット機能が欲しい」「長時間装用が増えてきた」という方は、ワンデーアキュビューモイストへの変更で機能性の幅広さを得られます。
ワンデーアキュビューモイスト → メダリストワンデープラスに変える場合
「アキュビューモイストは良いけど、もっとコスパを重視したい」「使う頻度が少ないので、コストを抑えたい」という方は、メダリストワンデープラスへの変更で大幅なコスト削減ができる可能性があります。
レンズ変更時の注意点
メダリスト公式サイトでも明記されている通り、「他のメーカーのレンズから変える場合はもちろん、同じメーカーの製品でも、レンズの種類を変更する場合は必ず眼科医の検査・処方を受けてください」とされています。 価格だけで決めず、必ず眼科でフィッティングを確認してから切り替えることをおすすめします。
よくある質問(Q&A)——アキュビューモイスト・メダリストのギモンを解決
Q. メダリストワンデープラスは安いですが、品質は大丈夫ですか?
A. メダリストワンデープラスはボシュロムという大手メーカーが製造する、高度管理医療機器として正式に承認されたレンズです(医療機器承認番号:21700BZY00170000)。
「安い=品質が劣る」というわけではなく、コンフォートモイストテクノロジー・HDオプティクスなど、独自の技術もしっかり搭載されています。 価格の安さに不安を感じる必要はありませんが、必ず眼科で処方を受けて使用してください。
Q. 長時間コンタクトをつける仕事です。メダリストは向いていますか?
A. Dk値22という数値は、非シリコーン系の中でも低めの部類に入ります。
価格.comのレビューでも「長時間つけていると目が乾く」という声が見られます。 長時間装用(8時間以上)が多い方は、Dk値がより高いワンデーアキュビューモイスト(28.0)や、シリコーンハイドロゲル系のレンズを検討することをおすすめします。
Q. UVカットが気になります。どちらを選ぶべきですか?
A. ワンデーアキュビューモイストにはUVカット機能が明記されています。
メダリストワンデープラスについては、現時点でUVカット機能の明確な表記が確認できません。 UVカットを重視する場合は、ワンデーアキュビューモイストを基準に検討することをおすすめします。
Q. 乱視があります。メダリストにも乱視用はありますか?
A. メダリストにも乱視用はラインナップされています。
Q. 旅行のときだけコンタクトを使いたいのですが、どちらがおすすめですか?
A. 使用頻度が少ない方には、メダリストワンデープラスのコスパの良さが特に活きてきます。
「1箱が長く使える=コストパフォーマンスが良い」という観点で、旅行や特別な日だけの使用には適した選択肢です。
まとめ:「機能性の幅広さ」と「コスパ」、どちらを取るか
この記事でお伝えしてきたことを最後に整理します。
ワンデーアキュビューモイスト・メダリストワンデープラス 比較まとめ
| 項目 | ワンデー アキュビュー モイスト | メダリスト ワンデー プラス |
|---|---|---|
| 技術の方向性 | 天然の涙に似た成分を組み込む | 保存液・素材・形状の3要素を組み合わせる |
| 含水率 | 58% | 59% |
| Dk値 | 28.0 | 22 |
| UVカット | あり | 明記なし |
| 乱視用 | あり | あり |
| 夜間視力サポート | 明記なし | あり(HDオプティクス) |
| 価格帯 | 2,200〜3,200円程度 | 1,100円〜程度 |
選び方の最終チェック
「UVカットも重視したい」
→ ワンデー アキュビュー モイスト
「コスパを最優先したい」
→ メダリスト ワンデー プラス(圧倒的な価格優位性)
「夜間運転・薄暗い場所での見やすさを改善したい」
→ メダリスト ワンデー プラス(HDオプティクス)
「長時間(8時間以上)の装用が多い」
→ ワンデー アキュビュー モイスト(Dk値28.0)
「週に数回・たまにしか使わない」
→ メダリスト ワンデー プラス
ワンデーアキュビューモイストは「機能性の幅広さ」、メダリストワンデープラスは「コスパ+夜間視力サポート」という、それぞれ異なる強みを持つレンズでした。
自分のライフスタイル——「毎日長時間使うのか」「週に数回程度なのか」「乱視・UVカットは必要か」——を整理した上で選ぶことが、満足度の高いコンタクトライフにつながります。
迷ったときは、ぜひ眼科で両方を試し装用してみることをおすすめします。 価格だけでなく、自分の目に合うかどうかを必ず確認してから、継続するレンズを決めてください。
あなたにとっての「ちょうどいいコンタクト」が、この記事を通じて見つかることを、現役検査員として心から願っています!
「メダリストに変えてコンタクト代がだいぶ抑えられました!」「アキュビューモイストの乱視用、安心して使えてます」など、ぜひ教えてくださいね💕 みなさんの声がわたしの励みになります!





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