「コンタクトの度数って、どうやって選べばいいの?」
「メガネと同じ度数を選べばいい?」
「視力が0.1なら、コンタクトは何度?」
「通販でコンタクトを買いたいけど、PWRって何?」
「乱視用コンタクトのCYLやAXISがよく分からない……」
コンタクトレンズを初めて購入する人や、通販で注文する人にとって、「度数」はかなり分かりにくいポイントです。
特に通販では、自分で度数を入力して注文するケースが多いため、
「数字を間違えて注文してしまった」
という失敗にも注意が必要です。
さらに、コンタクトレンズの度数は単純に「視力がいくつだから、この度数」というものではありません。
近視なのか、遠視なのか、乱視があるのか、遠近両用なのかによって確認する項目も変わります。
そこでこの記事では、現役検査員の立場から、
- コンタクトの「度数」とは何か
- 視力とコンタクトの度数の違い
- PWR・SPHとは何か
- 近視・遠視・乱視の違い
- CYL・AXISとは何か
- 遠近両用のADDとは何か
- メガネとコンタクトの度数は同じなのか
- 通販で度数を間違えないためのポイント
- 度数が合わないときのサイン
- 安い通販で購入するときの注意点
まで、できるだけ分かりやすく解説します。
「コンタクトの度数がよく分からない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
結論|コンタクトの度数は「視力」だけでは決められない
まず一番大切なことから説明します。
コンタクトレンズの度数は、
「視力が0.1だから、この度数」
というように単純に決められるものではありません。
例えば、
「視力0.1なら-○○」
というような一律の換算はできません。
なぜなら、同じ視力でも目の状態や屈折状態などによって、必要なレンズ度数が異なる場合があるからです。
そのため、
視力=コンタクトの度数
ではありません。
コンタクトレンズを初めて使用する場合や度数を変更する場合は、眼科などで目の状態を確認し、自分に合ったレンズを選ぶことが大切です。
日本眼科医会も、コンタクトレンズは眼科専門医の診察を受け、自分の目に合ったレンズを選択することをすすめています。
「視力」と「コンタクトの度数」は何が違う?
ここは非常に重要です。
視力
視力は、
「どのくらい細かいものを見分けられるか」
を表す指標です。
例えば、
- 1.0
- 0.7
- 0.3
- 0.1
などで表します。
一方、
コンタクトの度数
コンタクトレンズでは、
- PWR
- SPH
- CYL
- AXIS
- ADD
などの数値を使用します。
つまり、
視力とレンズ度数は別のもの
です。
「視力0.1だから-3.00」
というように、自分で換算して通販で注文するのは避けましょう。
コンタクトの「PWR」「SPH」って何?
通販サイトでよく見かけるのが、
PWR
という表示です。
商品によっては、
SPH
と表示されることもあります。
どちらも、近視や遠視の度数を表す項目です。
例えば、
- -1.00
- -2.50
- -3.75
- +1.00
などの数値があります。
一般的に、
「-」は近視用
「+」は遠視用
の度数として表示されます。
ただし、実際にどの度数を使用するかは、視力の数字だけで自己判断するものではありません。
近視用コンタクトの度数は「マイナス」で表示される
近視の場合、コンタクトレンズの度数は一般的にマイナス(-)で表示されます。
例えば、
- -1.00
- -2.00
- -3.00
- -4.00
- -5.00
などです。
数字が大きくなるほど、近視を補正するための度数が強くなります。
ただし、
「見えにくいから、もっと強い度数にすればいい」
というわけではありません。
度数が強すぎても、見え方や装用感などに問題が出ることがあります。
そのため、通販では「自分が以前から使っている度数」を確認することが重要です。
遠視用コンタクトの度数は「プラス」で表示される
遠視の場合は、一般的にプラス(+)の度数で表示されます。
例えば、
- +0.50
- +1.00
- +2.00
などです。
ただし、遠視は単純に「遠くがよく見えるから問題ない」というものではありません。
遠視の状態や年齢、調節力などによって見え方や目の負担は変わります。
自分で度数を判断せず、眼科で確認することが大切です。
乱視用コンタクトは「PWR」だけでは選べない
乱視がある人は、さらに注意が必要です。
乱視用コンタクトでは、一般的な近視用のPWRだけではなく、
CYL
AXIS
などの項目があります。
例えば、
- PWR:-3.00
- CYL:-1.25
- AXIS:180°
というように表示されます。
この場合、
- PWR → 近視・遠視の度数
- CYL → 乱視度数
- AXIS → 乱視の軸
を表します。
そのため、
「PWRが合っているから大丈夫」
ではありません。
乱視用コンタクトは、CYLやAXISまで確認する必要があります。
CYLとは?
CYLは、乱視の度数を表す項目です。
例えば、
- -0.75
- -1.25
- -1.75
- -2.25
などがあります。
乱視用コンタクトを通販で購入するときは、現在使用しているレンズのCYLと照らし合わせて確認しましょう。
AXISとは?
AXISは、乱視の軸を表す数値です。
一般的に、
0°~180°
で表示されます。
例えば、
- 10°
- 90°
- 180°
などです。
乱視用コンタクトでは、このAXISも重要です。
通販で注文するときに、
「PWRだけ合っていればいい」
と考えないようにしてください。
遠近両用コンタクトは「ADD」も確認する
40代以降などで、近くの文字が見えにくくなり、遠近両用コンタクトを使用する人も増えています。
遠近両用コンタクトでは、
ADD
という項目が使われることがあります。
ADDは、近くを見るために加える度数を示す項目です。
商品によって表記方法や選択肢は異なります。
そのため、遠近両用コンタクトを通販で購入する場合も、
商品名・PWR・ADDなどを確認する
ことが大切です。
「普通の近視用コンタクトと同じ感覚で注文する」のは避けましょう。
メガネの度数とコンタクトの度数は同じ?
これも非常によくある質問です。
結論からいうと、
メガネとコンタクトの度数が必ず同じになるとは限りません。
メガネは目から離れた位置にレンズがあります。
一方、コンタクトレンズは角膜の上に直接装用します。
そのため、特に度数が強い場合などでは、メガネとコンタクトで必要な度数が異なることがあります。
つまり、
「メガネが-5.00だから、コンタクトも-5.00」
と自己判断するのはおすすめできません。
コンタクト用として確認された度数を使用しましょう。
「視力0.1ならコンタクトは何度?」は簡単には答えられない
検索すると、
「視力0.1=-○○」
というような情報を見かけることがあります。
しかし、これはあくまで目安として扱うべきものです。
視力だけから正確なコンタクト度数を決めることはできません。
同じ視力でも、
- 目の屈折状態
- 乱視の有無
- 年齢
- 調節力
- レンズと目の位置関係
などによって必要な度数が変わる可能性があります。
そのため、
通販で購入するために視力から自分で度数を計算する
という方法はおすすめしません。
通販でコンタクトの度数を間違えないための5つのポイント
ここからは実際に通販で注文するときの話です。
① 今使っているレンズの箱を確認する
一番分かりやすい方法です。
現在使用しているコンタクトの箱やブリスターパックなどに、
- PWR
- SPH
- CYL
- AXIS
- ADD
- BC
- DIA
などの情報が記載されています。
通販で同じ商品を購入する場合は、手元の商品と注文画面を照らし合わせましょう。
② 右目と左目を確認する
左右の度数が違う人は特に注意してください。
例えば、
右:-3.00
左:-2.50
なのに、左右を逆に注文してしまうと正しい度数ではありません。
注文確定前に、
右・左をもう一度確認
しましょう。
③ PWRだけで注文しない
乱視用なら、
- CYL
- AXIS
も確認。
遠近両用なら、
- ADD
なども確認します。
「PWRだけ見て注文」
は避けましょう。
④ BC・DIAも確認する
度数だけではなく、レンズそのものの仕様も重要です。
BCはベースカーブ。
DIAはレンズ直径です。
こちらも商品によって違います。
⑤ 商品名まで確認する
通販では、商品名が似ているものがあります。
例えば、
- 通常タイプ
- 乱視用
- 遠近両用
- MAX
- 2WEEK
- 1DAY
などです。
「メーカー名だけ確認して注文」
ではなく、
メーカー+正式な商品名
まで確認してください。
度数が合っていないときに起こりやすいこと
コンタクトをつけていて、
「なんだか見えにくい」
「目が疲れる」
という場合、度数が合っていない可能性も考えられます。
例えば、
- 遠くがぼやける
- 近くが見づらい
- 文字が二重に見える
- 頭痛がする
- 目が疲れる
- 片目だけ見えにくい
- 左右で見え方が違う
などです。
ただし、これらの症状が必ず度数だけが原因とは限りません。
レンズのフィッティングや乾燥、目の状態など、さまざまな原因が考えられます。
「度数を上げればいい」と自己判断するのではなく、原因を確認することが大切です。
コンタクトが合わないときは度数だけが原因とは限らない
ここは現場でもよくあるポイントです。
「見えにくいから度数を変えたい」
と相談されても、実際には、
- レンズがズレている
- 乾燥している
- レンズが汚れている
- 乱視が十分に補正されていない
- フィッティングが合っていない
- 目の状態が変化している
など、別の原因がある場合があります。
そのため、
見えにくい=度数を強くする
とは限りません。
当サイトでも「コンタクトが合わない」場合の原因を詳しくまとめています。
コンタクトが痛い・ゴロゴロするなら度数変更だけで解決しない
「コンタクトがゴロゴロする」
「目が痛い」
という場合も、
「度数が合っていないのかな?」
と思うかもしれません。
しかし、痛みや異物感は度数以外にもさまざまな原因が考えられます。
例えば、
- レンズの汚れ
- 乾燥
- フィッティング
- レンズの破損
- 目の状態
などです。
痛みや充血などの症状がある場合は、レンズを外して、必要に応じて眼科を受診してください。
通販で度数を変えるのはおすすめできる?
基本的に、
「見えにくくなったから、通販で自分で度数を変更する」
という方法はおすすめしません。
例えば、
現在-3.00を使用
↓
見えにくくなった
↓
通販で-3.50を購入
という変更です。
一見簡単に思えますが、見えにくくなった原因が「近視の進行」とは限りません。
そのため、
度数を変更したいなら、まず目の状態を確認する
ことが重要です。
コンタクト通販で度数を確認するときのチェックリスト
注文前に、次の項目を確認しましょう。
通常の近視・遠視用
- 商品名
- PWRまたはSPH
- 右目
- 左目
- BC
- DIA
乱視用
- 商品名
- PWR
- CYL
- AXIS
- 右目
- 左目
- BC
- DIA
遠近両用
- 商品名
- PWR
- ADD
- 右目
- 左目
- BC
- DIA
商品によって必要な項目は異なります。
実際のパッケージや製品情報を確認しながら注文してください。
1DAYと2WEEKでは度数の選び方が違う?
「1DAYだから弱め」
「2WEEKだから強め」
というような違いはありません。
度数は、レンズの交換サイクルではなく、
その人の目に必要な視力補正
をもとに決まります。
ただし、1DAYと2WEEKでは商品そのものが違うため、同じメーカーでも、
- BC
- DIA
- 素材
- 度数展開
などが異なる場合があります。
そのため、
「1DAYで使っている度数を、同じメーカーの2WEEKにそのまま入れればいい」
とも限りません。
商品を変更するときは、眼科や販売店などで確認しましょう。
乱視用コンタクトは特に商品選びが重要
乱視がある場合は、通常の近視用レンズだけでは十分な見え方が得られないことがあります。
乱視用コンタクトには、
- PWR
- CYL
- AXIS
などの情報が必要です。
さらに、乱視用レンズは目の中でレンズの向きを安定させる設計になっているものがあります。
そのため、
「近視用の度数が合っているから、乱視用も同じでいい」
というわけではありません。
乱視用コンタクトを探している方は、当サイトの乱視用レンズの記事も参考にしてください。
コンタクト通販で安い商品に変更するときの注意点
通販で価格比較をしていると、
「今使っているレンズより1箱1,000円安い!」
という商品を見つけることがあります。
でも、ここで、
「度数が同じだから、この商品に変えよう」
と自己判断するのはおすすめできません。
コンタクトレンズは、
- 素材
- BC
- DIA
- 含水率
- 酸素透過性
- レンズ設計
- 表面特性
などが異なります。
同じ度数でも、装用感や見え方が同じとは限りません。
通販で安く購入する場合も、
まず商品を決める → その商品を安く買えるショップを探す
という順番がおすすめです。
コンタクトの度数を確認したら、次は価格比較
自分に合った商品・度数が分かったら、次は通販サイトを比較しましょう。
この順番が大切です。
「どこで買えば安いの?」という方は、こちらの記事も参考にしてください。
コンタクトの度数が決まっている人は、通販で安く買いやすい
すでに眼科で検査を受け、
「この商品を使ってください」
というレンズが決まっている人なら、通販は便利です。
例えば、
「いつも同じ1DAYを使っている」
「度数も変わっていない」
「定期的に眼科で検査している」
という場合です。
この場合は、
同じ商品をどこで買えばお得か
を比較できます。
コンタクトを安く買うなら「度数」より「購入場所」を見直す
コンタクト代を節約したいからといって、
「安いレンズへ変更する」
必要はありません。
まずは、
今使っているレンズを安く買えないか?
を考えてみましょう。
例えば、
- 通販サイトを比較する
- 送料無料条件を確認する
- クーポンを利用する
- ポイントを利用する
- セール時期を確認する
などです。
当サイトでは、コンタクトを安く購入する方法について詳しく解説しています。
コンタクト通販で最安値を探すときのポイント
「今使っている商品を一番安く買いたい」
という方は、商品名を入力して価格を比較してみましょう。
チェックするのは、
- 商品価格
- 送料
- クーポン
- ポイント
- まとめ買い割引
- 発送日
です。
当サイトにも最安値比較ページがあります。
価格は販売店や時期によって変わるため、購入直前に最新価格を確認するようにしてください。
コンタクトの度数は定期的に確認しよう
「今まで同じ度数だから大丈夫」
と思っている人もいるかもしれません。
しかし、目の状態は変化することがあります。
特に、
- 最近見えにくくなった
- 片目だけ見えにくい
- 夜になるとぼやける
- 以前より目が疲れる
- 近くが見づらい
- 遠くが見づらい
などの変化があれば、度数だけでなく目の状態を確認することが大切です。
調子が良くても、定期的な眼科受診を心がけましょう。
「見えにくい」だけで度数を強くするのはNG
これは覚えておいてください。
コンタクトが見えにくくなったとき、
「じゃあ度数を1段階強くしよう」
と考えるのは危険です。
見えにくさの原因が、
- 近視の変化
- 乱視
- 乾燥
- レンズのズレ
- レンズの汚れ
- 目の状態
など、別のところにある可能性があるからです。
「見えにくい」という症状が続く場合は、眼科で確認しましょう。
コンタクトの度数に関するよくある質問
Q1.視力0.1ならコンタクトの度数はいくつ?
一律には決められません。
視力とコンタクト度数は別のものなので、視力だけで自己判断しないでください。
Q2.メガネが-3.00ならコンタクトも-3.00?
必ず同じとは限りません。
メガネとコンタクトではレンズと目の位置が異なるため、特に度数が強い場合などは補正度数が変わることがあります。
Q3.今使っている度数なら通販で買ってもいい?
すでに自分に合った商品・度数が決まっていて、眼科で定期的に確認している場合は、通販で同じ商品を購入する方法があります。
ただし、度数や目の状態に変化がある場合は、先に眼科で確認しましょう。
Q4.度数を1段階強くしたいけど、通販で買える?
購入できる場合でも、自己判断で度数を変更することはおすすめしません。
まず、なぜ見えにくくなったのかを確認しましょう。
Q5.乱視用コンタクトはPWRだけ見ればいい?
いいえ。
商品によりますが、一般的にはCYLやAXISなども確認します。
Q6.遠近両用は何を確認すればいい?
商品によりますが、PWRに加えてADDなどの情報を確認する必要があります。
こんな症状があるなら通販購入より眼科を優先
最後に、ここは特に覚えておいてください。
次のような症状がある場合は、価格比較よりも目の状態の確認を優先しましょう。
- 目が痛い
- 強い異物感がある
- 充血している
- 急に見えにくくなった
- かすんで見える
- まぶしい
- 目やにが増えた
- コンタクトを外しても症状が続く
日本眼科医会は、コンタクトレンズ使用中に違和感、充血、痛み、視力低下などがある場合はレンズを外し、早急に眼科専門医を受診するよう案内しています。
「度数を変えれば治るかも」
と自己判断せず、症状がある場合は眼科へ相談しましょう。
まとめ|コンタクトの度数は「視力」だけで決めない
今回は、コンタクトレンズの度数について詳しく解説しました。
一番大切なのは、
「視力=コンタクトの度数」ではない
ということです。
コンタクトの度数は、単純に視力の数字から決めるものではありません。
また、通販で購入する場合は、
通常タイプ
- 商品名
- PWR/SPH
- 右目・左目
- BC
- DIA
乱視用
- 商品名
- PWR
- CYL
- AXIS
- 右目・左目
- BC
- DIA
遠近両用
- 商品名
- PWR
- ADD
- 右目・左目
- BC
- DIA
などを確認しましょう。
ただし、必要な項目は商品によって異なります。
そして、
「見えにくいから度数を強くする」
という自己判断も避けてください。
見えにくさの原因が近視だけとは限らず、乱視、乾燥、レンズのズレ、目の状態などが関係している場合もあります。
コンタクトレンズは高度管理医療機器なので、眼科で目の状態を確認し、自分に合ったレンズを使用することが大切です。
コンタクトを通販で購入するなら、この順番がおすすめ
最後に、通販で購入するときの流れをまとめます。
この順番なら、
「安いから買ったけど、商品が違った」
「度数を間違えた」
「安いけど自分には合わなかった」
といった失敗を防ぎやすくなります。
通販で購入する場合も、「安い商品を探す」より先に「自分に合った商品を決める」ことを意識してください。
もっと安くコンタクトを購入したい方へ
「商品も度数も決まっている。あとは安く買いたい!」
という方は、次の記事もおすすめです。
「通販サイトをどこにすればいいか分からない」という方はこちら。
そして、
「今使っているコンタクトを一番安く買えるところを探したい」
という方は、最安値比較ページをチェックしてみてください。
コンタクトレンズは、「正しい度数」→「自分に合った商品」→「お得な購入先」の順番で選ぶのがポイントです。
安さだけに目を向けず、目の健康も大切にしながら、上手に通販を利用していきましょう。





