「昔からある定番の2WEEKレンズ、結局何が違うの?」
長年コンタクトを使っている方なら、この2つの名前にどこか懐かしさを感じるかもしれません。
- 「2ウィークアキュビューは1999年からの定番って聞くけど、今でも現役なの?」
- 「メダリストプラスって『プラス』が付くと何が変わるの?」
- 「含水率58%と38.6%、結局どっちが乾燥に強いの?」
- 「UVカットってどっちにあるの?」
- 「シンプルに近視・遠視を矯正したいだけなら、どっちがいい?」
2ウィークアキュビュー(ジョンソン・エンド・ジョンソン)は1999年から続くロングセラーのハイドロゲルレンズ、メダリストプラス(ボシュロム)は低含水・超薄型設計が特徴の非イオン性素材レンズです。
わたしはコンタクトショップで現役の検査員として10年以上働いていますが、「シンプルな近視矯正だけで十分」という方に、この2つのどちらかをご紹介することがあります。
そして実際にお話を伺っていくと、「高含水のみずみずしさを求める方」と「低含水の乾燥対策・薄さを求める方」で、選び方がはっきり分かれることに気づきます。
この記事では、2ウィークアキュビューとメダリストプラスを「素材・含水率・Dk値・UVカット・価格」など、現役検査員の視点で徹底的に比較します。
「定番のシンプルな2WEEKレンズ、結局どっちを選べばいいのか」——この記事を読み終わった頃には、答えが見えてくるはずです。
この記事でわかること
- 2ウィークアキュビューの「ハイドロゲル素材」とは何か
- メダリストプラスの「非イオン性・低含水素材」とは何か
- スペック(Dk値・含水率・UVカット)の徹底比較
- それぞれの「プラスポイント」「マイナスポイント」
- 高含水・低含水どちらが自分に合うかの判断基準
- 「こんな方には2ウィークアキュビュー」「こんな方にはメダリストプラス」の判断基準
まずは基本情報を比較——スペック一覧表
最初に、2つのレンズの基本スペックを並べて見てみましょう。
2ウィークアキュビュー vs メダリストプラス スペック比較表
| 項目 | 2ウィークアキュビュー | メダリスト プラス |
|---|---|---|
| メーカー | ジョンソン・エンド・ジョンソン | ボシュロム |
| 発売 | 1999年 | — |
| 素材 | ハイドロゲル(非シリコーン) | 非イオン性素材(低含水) |
| 含水率 | 58%(高含水) | 38.6%(低含水) |
| 酸素透過率(Dk/L) | 33.3 | 15.7 |
| 中心厚 | 0.084mm | 0.035mm(超薄型) |
| ベースカーブ | 8.3mm / 8.7mm | 8.40mm / 8.70mm / 9.00mm |
| 直径(DIA) | — | 14.0mm |
| UVカット | あり | 明記しづらい |
| 1箱あたり枚数 | 6枚 | 6枚 |
| 乱視用 | なし | なし |
| 遠近両用 | なし | なし |
| 度数範囲 | -0.50〜-12.00/+0.50〜+5.00 | -0.50〜-9.00 |
| 参考価格(6枚) | 2,600円程度 | 1,555円程度〜 |
ゆずあんこの2つを比べるときに最初に目につくのが「含水率の差」です。2ウィークアキュビューは58%の高含水、メダリストプラスは38.6%の低含水——「水分をたっぷり含んでみずみずしくなじむ」のか「水分を抑えて乾燥に対抗し、薄さで快適性を出す」のか、まったく逆のアプローチを取っているのが面白いポイントです。
「ハイドロゲル素材」vs「非イオン性・低含水素材」——うるおいへのアプローチの違い
2ウィークアキュビュー:ハイドロゲル素材——水分をたっぷり含んでつけた瞬間からなじむ
2ウィークアキュビューの特徴は、「水分が豊富でやわらかく、つけた瞬間スッとなじむやさしいつけ心地」という、ハイドロゲル素材ならではの装用感です。
2ウィークアキュビューの特徴:
- 含水率58%という高含水ハイドロゲル素材
- 水分を介して目に酸素を届ける仕組み(含水率が酸素透過性に直結する素材特性)
- 1999年発売以来、長年の実績を持つロングセラー
ハイドロゲル素材は、含水率が高いほど酸素透過性も高くなる特性があります(シリコーンハイドロゲルとは逆の関係)。 そのため2ウィークアキュビューは「高含水=みずみずしさと酸素供給を両立させる」という、ハイドロゲル素材の王道のアプローチを取っています。
メダリストプラス:非イオン性・低含水素材——水分を抑えて乾燥に対抗し、薄さで快適性を実現
メダリストプラスの特徴は、「非イオン性素材で汚れがつきにくく、低含水38.6%で水分量を安定させ、長時間装用しても乾きにくい」という、低含水素材ならではのアプローチです。
メダリストプラスの特徴:
- 含水率38.6%という低含水素材
- 非イオン性素材のため、タンパク質などの汚れが付着しにくい
- 中心厚0.035mmという超薄型設計で、長時間つけていても変わらない快適さを実現
- ライトブルーのレンズカラーで、容器から見つけやすく紛失防止にもなる
2つの技術の発想の違いをイメージで比較
| 2ウィークアキュビュー (ハイドロゲル・高含水) | メダリストプラス (非イオン性・低含水) |
|---|---|
| 「水分をたっぷり含んで、つけた瞬間からなじむみずみずしさを実現する」 → ハイドロゲル素材の王道、シンプルで実績のあるアプローチ | 「水分量を抑えて安定させ、薄さで快適性を出し、汚れも防ぐ」 → 低含水ならではの乾燥対策+超薄型という独自の方向性 |
どちらも「2週間、快適に過ごす」という同じ目標に向けて、まったく異なる素材アプローチを取っているのが興味深いポイントです。
それぞれの「プラスポイント」と「マイナスポイント」
2ウィークアキュビューのプラスポイント
① UVカット機能あり
紫外線対策をレンズ自体で行えます。
② 1999年発売以来の長年の実績
ロングセラーとして、多くのユーザーに支持されてきた実績があります。
③ 広い度数範囲
近視は-0.50〜-12.00D、遠視は+0.50〜+5.00Dという広い範囲をカバーしています。
④ つけた瞬間のみずみずしさ
高含水ならではの、なじみやすい装用感が特徴です。
2ウィークアキュビューのマイナスポイント
① 高含水ゆえの乾燥への注意
一般的に高含水レンズは、水分の蒸発によって涙からも水分を奪いやすい性質があるとされ、長時間の装用や乾燥した環境下では乾燥を感じやすい可能性があります。
② 価格帯はメダリストプラスと比べると高め
メダリストプラスのプラスポイント
① 低含水による乾燥対策
レンズ内の水分量が少ないため、水分が蒸発する際に涙を奪いにくいという特長があります。 乾燥が気になる方にとって、乾燥に強い効果が期待されます。
② 超薄型設計(0.035mm)
長時間つけていても変わらない快適さを実現する薄さです。
③ 非イオン性素材で汚れがつきにくい
タンパク質などの汚れが付着しにくく、クリアな視界が保たれやすいとされています。
④ コスパの良い価格帯
参考価格は6枚あたり1,555円程度〜と、手に取りやすい価格設定です。
⑤ ライトブルーのレンズカラーで紛失防止
容器の中でも見つけやすい工夫がされています。
メダリストプラスのマイナスポイント
① UVカット機能の明記が確認しづらい
購入前にパッケージ・公式情報での確認をおすすめします。 価格.comのレビューでも姉妹レンズに関して「UVカットが無いのは致命的だと感じた」という声が見られ、UVカット機能を重視する方は注意が必要です。
② 酸素透過率(Dk/L 15.7)は低めの部類
長時間装用(10時間以上)が多い方は注意が必要です。
③ 度数範囲は2ウィークアキュビューよりやや狭い
近視は-0.50〜-9.00Dまでのカバーとなっています。
こんな方には2ウィークアキュビューがおすすめ
2ウィークアキュビューが向いている方チェックリスト
- [ ] UVカット機能は外したくない
- [ ] つけた瞬間のみずみずしさ・なじみやすさを重視したい
- [ ] 長年の実績・ロングセラーブランドの安心感を重視したい
- [ ] 度数が強め(強度近視・遠視)で広い度数範囲が必要
- [ ] 高含水レンズの柔らかい装用感が好き
2ウィークアキュビューは「UVカット+実績+広い度数範囲」という、シンプルかつ安心感のある選択肢を求める方に特にマッチします。
こんな方にはメダリストプラスがおすすめ
メダリストプラスが向いている方チェックリスト
- [ ] 乾燥対策を重視したい(低含水のメリットを活かしたい)
- [ ] コンタクト代をできるだけ抑えたい
- [ ] 薄さ・軽さを重視したレンズが好き
- [ ] 汚れがつきにくいレンズを探している
- [ ] UVカットは別の方法(サングラスなど)で対策できる
メダリストプラスは「低含水の乾燥対策+超薄型+コスパの良さ」という、コストと快適性のバランスを重視する方に特にマッチします。
高含水・低含水、どちらが自分に合うか——選び方の基本
この2つのレンズの最大の違いは「含水率」です。 高含水・低含水どちらが自分に合うかの基本的な考え方を整理しましょう。
高含水レンズ(2ウィークアキュビュー)が向いている方
- つけた瞬間のうるおい感を重視したい
- 装用時間が比較的短め(8時間以内)
- コンタクト初心者で、柔らかい装用感が安心
低含水レンズ(メダリストプラス)が向いている方
- 長時間装用が多く、乾燥が気になりやすい
- 「乾いてくる」という感覚を以前感じたことがある
- 薄さ・軽さを重視したい
重要:
一般的に高含水レンズは水分蒸発の影響を受けやすく、低含水レンズは水分蒸発の影響を受けにくいとされていますが、これはあくまで一般的な傾向です。 個人差が大きいため、実際に試してみることが最も確実です。
UVカットの有無——明確な機能差に注目
2ウィークアキュビューとメダリストプラスの大きな違いのひとつが、UVカット機能の有無です。
UVカットなしのレンズを選ぶ場合の注意点
メダリストプラスにUVカット機能の明記が確認しづらい以上、UVカット機能がないレンズとして使う場合は:
- 屋外での活動時間が長い方は、UVカット機能付きのサングラスを併用することが特に重要になります
- 「コンタクトにUVカットがついているから大丈夫」という油断ができない分、紫外線対策への意識が必要です
2ウィークアキュビューを選ぶメリット
UVカットを最優先する場合、2ウィークアキュビューの方が明確な安心材料になります。
価格・コスパで比較する
価格帯の目安(6枚入り・参考)
| レンズ名 | 1箱(6枚)の価格目安 | 2週間あたりのコスト目安 |
|---|---|---|
| 2ウィークアキュビュー | 2,600円程度 | 1箱で約2週間(両眼で2箱必要) |
| メダリスト プラス | 1,555円程度〜 | 1箱で約2週間(両眼で2箱必要) |
※価格は販売店・キャンペーンによって変動します。購入時は最新価格をご確認ください。
コスパの考え方
価格の差は明確で、メダリストプラスの方がコスパに優れています。
ただし「コスパが良い=自分に合う」とは限りません。 UVカットの有無・含水率の感覚を整理した上で、価格と機能性のバランスを考えて選ぶことをおすすめします。
「今使っているレンズから変える」ときのポイント
メダリストプラス → 2ウィークアキュビューに変える場合
「メダリストプラスは良いけど、UVカット機能が欲しい」「もっとみずみずしい装用感を試したい」という方は、2ウィークアキュビューへの変更でUVカットと高含水のうるおいを得られます。
2ウィークアキュビュー → メダリストプラスに変える場合
「2ウィークアキュビューは良いけど、もっとコスパを重視したい」「長時間使うと乾燥が気になる」という方は、メダリストプラスへの変更で低含水の乾燥対策とコスト削減を体感できる可能性があります。
レンズ変更時の注意点
含水率が大きく異なる(58% vs 38.6%)レンズへの変更は、つけ始めの感覚が大きく変わることがあります。 ボシュロム公式でも「他のメーカーのレンズから変える場合はもちろん、同じメーカーの製品でも、レンズの種類を変更する場合は必ず眼科医の検査・処方を受けてください」と明記されています。 必ず眼科でフィッティングを確認してから切り替えることをおすすめします。
よくある質問(Q&A)——2ウィークアキュビュー・メダリストプラスのギモンを解決
Q. 含水率58%と38.6%、実際どのくらい違いを感じますか?
A. 一般的には、高含水レンズはつけた瞬間のうるおい感が強く、低含水レンズは時間経過による水分蒸発の影響を受けにくいとされています。
ただし個人差が大きいため、実際に装用してみた「つけた瞬間の感覚」と「夕方の見え方」を比較することをおすすめします。
Q. どちらも乱視用・遠近両用がありませんが、乱視や老眼がある場合はどうすればいいですか?
A. 2ウィークアキュビュー・メダリストプラスはどちらも乱視用・遠近両用のラインナップがありません。
乱視や老眼がある方は、それぞれのブランドの他のシリーズ(アキュビューオアシスの乱視用・遠近両用や、メダリストシリーズの他製品など)を眼科で相談することをおすすめします。
Q. 長時間コンタクトをつける仕事です。どちらが向いていますか?
A. Dk/L(33.3 vs 15.7)の数値を見ると、どちらも最新のシリコーンハイドロゲル系レンズと比べると低めの部類に入ります。
長時間装用(10時間以上)が多い方は、装用時間を意識的に短くする・休憩を取り入れるなどの工夫と組み合わせることをおすすめします。 酸素透過率を最優先したい場合は、シリコーンハイドロゲル系のレンズも含めて眼科で相談することをおすすめします。
Q. UVカットが気になります。どちらを選ぶべきですか?
A. 2ウィークアキュビューにはUVカット機能が明記されています。
メダリストプラスについては、現時点でUVカット機能の明確な表記が確認できません。 UVカットを重視する場合は、2ウィークアキュビューを基準に検討することをおすすめします。
Q. コスパを最優先したい場合、どちらがおすすめですか?
A. メダリストプラスの方が、価格設定としてはコスパに優れています。
「機能はシンプルでいいから、できるだけ安く使いたい」という方には、メダリストプラスが第一候補になります。
まとめ:「高含水のみずみずしさ」と「低含水の乾燥対策」、どちらを取るか
この記事でお伝えしてきたことを最後に整理します。
2ウィークアキュビュー・メダリストプラス 比較まとめ
| 項目 | 2ウィークアキュビュー | メダリスト プラス |
|---|---|---|
| 技術の方向性 | 高含水ハイドロゲルでみずみずしくなじむ | 低含水非イオン性で乾燥対策+超薄型 |
| 含水率 | 58% | 38.6% |
| Dk/L | 33.3 | 15.7 |
| UVカット | あり | 確認しづらい |
| 価格帯 | 2,600円程度 | 1,555円程度〜 |
| 向いている方 | みずみずしさ・実績重視 | 乾燥対策・コスパ重視 |
選び方の最終チェック
「UVカットは外したくない」
→ 2ウィークアキュビュー
「コスパを最優先したい」
→ メダリスト プラス(圧倒的な価格優位性)
「つけた瞬間のみずみずしさを重視したい」
→ 2ウィークアキュビュー(高含水)
「長時間使うと乾燥が気になる」
→ メダリスト プラス(低含水・超薄型)
「長年の実績・ロングセラーの安心感を重視したい」
→ 2ウィークアキュビュー(1999年発売)
2ウィークアキュビューは「高含水のみずみずしさと実績」、メダリストプラスは「低含水の乾燥対策とコスパ」という、それぞれ異なる強みを持つレンズでした。
自分のライフスタイル——「UVカットは必要か」「装用時間はどれくらいか」「乾燥は気になるか」——を整理した上で選ぶことが、満足度の高いコンタクトライフにつながります。
迷ったときは、ぜひ眼科で両方を試し装用してみることをおすすめします。 価格だけでなく、自分の目に合うかどうかを必ず確認してから、継続するレンズを決めてください。
あなたにとっての「ちょうどいいコンタクト」が、この記事を通じて見つかることを、現役検査員として心から願っています!
「2ウィークアキュビューのみずみずしさ、やっぱり好きです!」「メダリストプラスにしてから乾燥が減りました」など、ぜひ教えてくださいね💕 みなさんの声がわたしの励みになります!











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