「1DAYの『生感覚』レンズが話題だけど、2WEEKにもその技術があるって本当?」
このブログでも何度かお伝えしてきた「ウォーターグラジェント構造」、実は2WEEKタイプにも同じ発想のレンズがあるんです。
- 「アキュビューオアシスは2WEEKの定番だけど、トータル14ってどんなレンズ?」
- 「『水のグラデーション』ってデイリーズトータルワンと同じ技術なの?」
- 「含水率38%とコア55%、結局どっちが乾燥に強いの?」
- 「2WEEKで『生感覚』が体験できるなら、ぜひ試してみたい」
- 「14日間ずっとうるおいが続くって本当なの?」
アキュビューオアシス(2WEEK)はジョンソン・エンド・ジョンソンの定番ロングセラー、トータル14(アルコン)は1DAYの大ヒット作「デイリーズトータルワン」と同じ発想の技術を2WEEKタイプに採用した、いわば「2WEEK版・生感覚レンズ」です。
わたしはコンタクトショップで現役の検査員として10年以上働いていますが、「1DAYのトータルワンが気に入っているけど、2WEEKでコストを抑えたい」という方に、トータル14をご紹介することが増えています。
そして実際にお話を伺っていくと、「低含水で安定した実績を求める方」と「水のグラデーション構造による生感覚を2WEEKでも体験したい方」で、選び方が分かれることに気づきます。
この記事では、アキュビューオアシス(2WEEK)とトータル14を「素材・含水率・Dk値・UVカット・乱視用・価格」など、現役検査員の視点で徹底的に比較します。
「2WEEKレンズの新しい選択肢、結局どっちを選べばいいのか」——この記事を読み終わった頃には、答えが見えてくるはずです。
この記事でわかること
- アキュビューオアシスの「ハイドラクリアプラステクノロジー」とは何か
- トータル14の「水のグラデーション構造」とは何か
- スペック(Dk値・含水率・直径・UVカット)の比較
- それぞれの「プラスポイント」「マイナスポイント」
- 1DAY版(トータルワン)との関係性
- 「こんな方にはオアシス」「こんな方にはトータル14」の判断基準
まずは基本情報を比較——スペック一覧表
最初に、2つのレンズの基本スペックを並べて見てみましょう。
アキュビューオアシス(2WEEK) vs トータル14 スペック比較表
| 項目 | アキュビュー オアシス(2WEEK) | トータル 14 |
|---|---|---|
| メーカー | ジョンソン・エンド・ジョンソン | アルコン |
| 素材 | シリコーンハイドロゲル(セノフィルコンA) | シリコーンハイドロゲル |
| 含水率 | 38%(低含水) | コア55%/表面ほぼ100% |
| 酸素透過係数(Dk) | 103 | — |
| 酸素流量率(裸眼比) | 約98% | — |
| 技術名 | ハイドラクリアプラステクノロジー | 水のグラデーション構造+ポリマーナノファイバー |
| 表面のやわらかさ | — | レンズコアの約13倍 |
| 汚れ・細菌対策 | — | 14日間、細菌や汚れの付着を防ぐ |
| UVカット | あり | あり(Class1:UVB99%・UVA90%カット) |
| ベースカーブ | 8.4mm / 8.8mm | — |
| 直径(DIA) | 14.0mm | — |
| 1箱あたり枚数 | 6枚 | 6枚 |
| 乱視用 | あり | あり |
| 遠近両用 | あり(マルチフォーカル) | — |
ゆずあんトータル14の最大の特徴は、「レンズコアは含水率55%・表面はほぼ100%」という水分の二層構造です。これは1DAYの大ヒット作「デイリーズトータルワン」と同じ発想の技術を2WEEKタイプに応用したもの。アキュビューオアシスの「低含水で安定させる」発想とは、まったく違うアプローチで「2週間のうるおい」を実現しています。
「ハイドラクリアプラステクノロジー」vs「水のグラデーション構造」——うるおいの仕組みの違い
アキュビューオアシス:「ハイドラクリアプラステクノロジー」——低含水×保湿成分
アキュビューオアシス(2WEEK)の核となる技術は、これまでの比較記事でもお伝えしてきた「ハイドラクリアプラステクノロジー」です。
シリコーンハイドロゲル素材(含水率38%)に保湿成分をレンズ内部に練り込むことで、低含水ゆえの「硬さ・異物感」を和らげ、涙との親和性を高めています。
トータル14:「水のグラデーション構造」——コアと表面で含水率を変える二層設計
トータル14の核となる技術は、「水のグラデーション(ウォーターグラジェント)構造」という、1DAYの「トータルワン」シリーズと同じ発想の二層構造設計です。
水のグラデーション構造の特徴:
- レンズの中心部(コア)は含水率55%——適度な硬さで形状を保持し、扱いやすい
- レンズの表面は含水率ほぼ100%——涙のようなうるおいをキープ
- 表面はレンズコアの約13倍のやわらかさで、目の摩擦を感じにくい
さらに、「ポリマーナノファイバー」という、人の目の表面構造を模倣した技術がレンズ表面に水のバリアを形成し、しっかり保水。14日間、細菌や汚れの付着を防ぐとしています。
2つの技術の発想の違いをイメージで比較
| アキュビューオアシス (ハイドラクリアプラス) | トータル14 (水のグラデーション構造) |
|---|---|
| 「低含水で水分蒸発の影響を抑えつつ、保湿成分で涙となじませる」 → 「乾燥しにくい土台」をベースにした安定感 | 「中心と表面で含水率を変えて、扱いやすさとうるおいを両立する」 → 「生感覚」という独自のつけ心地を2週間維持する |
どちらも「2週間、安定したうるおいを保つ」という同じ目標に向けて、まったく異なる構造的アプローチを取っているのが面白いポイントです。
それぞれの「プラスポイント」と「マイナスポイント」
アキュビューオアシス(2WEEK)のプラスポイント
① 長年の実績とブランド力
2WEEKシリコーンハイドロゲルの先駆けとして、長期間にわたり高い評価を得ているレンズです。
② Dk値103・酸素流量率約98%という高水準
シリコーンハイドロゲル素材により、長時間装用でも角膜への酸素供給がしっかり確保されます。
③ 遠近両用ラインナップがある
アキュビューオアシス マルチフォーカルとして展開されており、老眼が気になる方の選択肢になります。
④ 1DAY版との技術的な連続性
1DAY版(アキュビューオアシス・オアシスMAX)と技術的なつながりがあり、併用・切り替えがしやすいです。
アキュビューオアシス(2WEEK)のマイナスポイント
① 含水率38%という低さに最初は「硬い」と感じる場合がある
低含水レンズ特有の感触として、高含水レンズに慣れている方は最初に「しっかりした感触」を感じることがあります(これは欠点ではなく特性です)。
② 価格帯はやや高めの傾向
ブランド力・実績のあるレンズとして、価格帯は標準的〜やや高めに位置することが多いです。
トータル14のプラスポイント
① 1DAYトータルワンと同じ「生感覚」を2WEEKで体験できる
水のグラデーション構造により、14日目でも「何もつけていないような」うるおいと柔らかさを実現しているとされています。
② UVカットがClass1基準(UVB99%・UVA90%)
紫外線対策が明確な数値で打ち出されており、安心感があります。
③ ポリマーナノファイバーによる14日間の汚れ・細菌対策
目の表面構造を模倣した技術により、14日間という長い期間でも汚れ・細菌の付着を防ぐ設計です。
④ 乱視用ラインナップもある
通常版の技術をそのまま継承した乱視用も展開されています。
トータル14のマイナスポイント
① 遠近両用ラインナップが確認しづらい
現時点で、トータル14に明確な遠近両用(マルチフォーカル)の展開は確認できません。 老眼の悩みがある方は、1DAY版のデイリーズトータルワン マルチフォーカルも含めて検討することをおすすめします。
② Dk値・Dk/tの具体的な数値が確認しづらい
1DAY版のトータルワン(Dk/t 156)と比べて、トータル14のDk/tの明確な数値は情報として確認しづらい部分があります。購入前に最新の公式情報を確認することをおすすめします。
こんな方にはアキュビューオアシス(2WEEK)がおすすめ
✅ アキュビューオアシス(2WEEK)が向いている方チェックリスト
- [ ] 長年の実績・ブランドの安心感を重視したい
- [ ] 低含水レンズの「しっかりした」装用感が好き
- [ ] 老眼が気になり始めていて、遠近両用も検討したい
- [ ] 度数の高い方でも安定した酸素透過率を求めたい
- [ ] 1DAY版のアキュビューオアシスシリーズも使ったことがある・併用したい
アキュビューオアシス(2WEEK)は「低含水×高酸素透過率×実績」という、長期的な安心感を重視する方に特にマッチします。
こんな方にはトータル14がおすすめ
✅ トータル14が向いている方チェックリスト
- [ ] デイリーズトータルワン(1DAY)の「生感覚」が気に入っている
- [ ] 2WEEKでコストを抑えながら、最新技術のうるおいを体験したい
- [ ] UVカットの具体的な数値(Class1基準)を重視したい
- [ ] 「何もつけていないような」装用感に憧れる
- [ ] 乱視がある・乱視用でも最新技術を試したい
トータル14は「水のグラデーション構造による生感覚」という、最新技術のうるおいを2WEEKで体験したい方に特にマッチします。
「1DAYトータルワン」との関係——コストを抑えて同じ技術を体験する
トータル14を検討する上で、多くの方が気になるのが「1DAYのトータルワンとどう違うのか」という点です。
技術的には同じ発想、交換頻度が違う
トータル14とデイリーズトータルワンは、どちらも*水のグラデーション(ウォーターグラジェント)構造」という同じ発想の技術を採用しています。 違いは「1日で交換するか、14日(2週間)で交換するか」という使用サイクルです。
コストを抑えたい方への選択肢として
1DAYのトータルワンは毎日新しいレンズに交換するため、衛生面では安心感がありますが、コストはどうしても高くなりがちです。
「トータルワンの生感覚が気に入っているけど、コストを抑えたい」という方にとって、トータル14は2WEEK交換という形でコストを抑えながら、似た発想のうるおい技術を体験できるという位置づけになります。
乱視用ラインナップで比較する
アキュビューオアシス 乱視用
まばたきの力を利用した独自設計で、目の動き・姿勢が変わっても安定した視界を実現するとされています。
トータル14 乱視用
水のグラデーション構造をそのまま乱視用にも継承しており、通常版と同様の「生感覚」を乱視矯正と両立させる設計です。
乱視用を選ぶときのポイント:
どちらのブランドも乱視矯正の安定機構を備えていますが、実際の見え方・安定感は個人差が大きいため、眼科でのフィッティングを通じて自分に合う方を確認することが大切です。
価格・コスパで比較する
価格帯の目安(6枚入り・参考)
| レンズ名 | 1箱(6枚)の価格目安 | 2週間あたりのコスト目安 |
|---|---|---|
| アキュビュー オアシス(2WEEK) | 2,500〜3,500円程度 | 1箱で約2週間(両眼で2箱必要) |
| トータル 14 | 3,000〜4,000円程度 | 1箱で約2週間(両眼で2箱必要) |
※価格は販売店・キャンペーンによって変動します。購入時は最新価格をご確認ください。
コスパの考え方
トータル14は最新技術を採用しているため、アキュビューオアシスと比べると価格帯はやや高めに位置する可能性があります。
「最新の生感覚技術を試したい」という方にはトータル14、「実績のある安定したレンズを選びたい」という方にはアキュビューオアシスという、それぞれの強みに見合った価格設定と言えます。
2WEEKレンズだからこそ大切な「ケア用品」の選び方
2WEEKレンズは1DAYと違い、毎日のケアが品質維持に直結します。 どちらのレンズを選んでも、適切なケア用品の選択が快適さを左右します。
こすり洗いの重要性
トータル14は「14日間、細菌や汚れの付着を防ぐ」という設計ですが、それでも毎晩のこすり洗いを徹底することで、その効果をさらに引き出せます。
→ あわせて読みたい:[コンタクトの洗浄液、結局どれがいちばん目に安全なの?MPS・過酸化水素・ポビドンヨードを現役検査員が本音で比較します]
レンズケースの管理
2WEEKレンズを使う以上、レンズケースの管理も重要です。 3ヶ月ごとの交換・毎日の洗浄を心がけることで、レンズ自体の性能を十分に発揮できます。
「今使っているレンズから変える」ときのポイント
トータル14 → アキュビューオアシスに変える場合
「トータル14は良いけど、もっとブランドの実績があるレンズを試したい」「遠近両用も検討したい」という方は、アキュビューオアシスへの変更で長年の実績に基づく安定感と、遠近両用の選択肢を得られます。
アキュビューオアシス → トータル14に変える場合
「アキュビューオアシスは良いけど、もっとうるおいの持続力を感じたい」「1DAYトータルワンの生感覚を2WEEKでも試したい」という方は、トータル14への変更で水のグラデーション構造による生感覚を体感できる可能性があります。
レンズ変更時の注意点
2WEEKレンズは「2週間使い続ける」前提のレンズです。 変更後の最初の数日間で違和感がある場合でも、慣れによって改善することもあります。 ただし強い違和感・乾燥感が2週間続く場合は、眼科に相談することをおすすめします。
よくある質問(Q&A)——オアシス・トータル14のギモンを解決
Q. トータル14は1DAYのトータルワンと同じ品質ですか?
A. 同じ「水のグラデーション構造」という発想の技術を採用していますが、2WEEKという使用サイクルに合わせて14日間の耐久性・汚れ対策(ポリマーナノファイバー)が強化されています。
「同じ技術思想を持つ兄弟レンズ」とイメージするとわかりやすいです。
Q. 含水率38%とコア55%、実際どのくらい違いを感じますか?
A. 含水率の数値だけでなく、それぞれの「保水技術」によって実際の装用感は変わってきます。
アキュビューオアシスは「低含水+保湿成分」、トータル14は「コアと表面で含水率を変える二層構造」という、それぞれ異なる完成形を持っています。 数値の差よりも、実際に装用してみた「2週間を通じての見え方・乾燥感」を比較することをおすすめします。
Q. 老眼が気になります。どちらに遠近両用がありますか?
A. アキュビューオアシスには遠近両用(マルチフォーカル)のラインナップがあります。
トータル14については、現時点で明確な遠近両用の展開が確認しづらい状況です。 老眼の悩みがある方は、アキュビューオアシス マルチフォーカル、または1DAY版のデイリーズトータルワン マルチフォーカルも含めて検討することをおすすめします。
Q. UVカットが気になります。どちらを選ぶべきですか?
A. トータル14はClass1基準(UVB99%・UVA90%カット)という具体的な数値が明記されています。
アキュビューオアシスにもUVカット機能はありますが、具体的なカット率を重視する場合は、トータル14の情報がわかりやすいでしょう。
Q. どちらも乱視用がありますが、どう選べばいいですか?
A. どちらのブランドも乱視矯正の安定性を重視した設計を持っています。
アキュビューオアシスは「まばたきの力を利用した独自設計」、トータル14は「水のグラデーション構造をそのまま継承」という特徴があります。 眼科でのトライアル(試し装用)を通じて、自分の見え方に合うかどうかを確認することが最も確実です。
まとめ:どちらも「2週間を快適に過ごす」ための優秀なレンズ
この記事でお伝えしてきたことを最後に整理します。
アキュビューオアシス(2WEEK)・トータル14 比較まとめ
| 項目 | アキュビュー オアシス | トータル 14 |
|---|---|---|
| 技術の方向性 | 低含水+保湿成分(ハイドラクリアプラス) | コア・表面で含水率を変える二層構造 |
| 含水率 | 38% | コア55%/表面ほぼ100% |
| UVカット | あり | あり(Class1:UVB99%・UVA90%) |
| 遠近両用 | あり | 確認しづらい |
| 乱視用 | あり | あり |
| 1DAY版との関係 | アキュビューオアシスシリーズ | デイリーズトータルワンと同じ技術思想 |
| 向いている方 | ブランドの実績重視・老眼対応も求める | 最新の生感覚技術・UVカットの数値重視 |
選び方の最終チェック
「長年の実績・ブランドの安心感を重視したい」
→ アキュビュー オアシス(2WEEK)
「1DAYトータルワンの生感覚を2WEEKでコストを抑えて体験したい」
→ トータル 14
「老眼が気になり始めている」
→ アキュビュー オアシス(2WEEK・マルチフォーカルあり)
「UVカットの具体的な数値を重視したい」
→ トータル 14(Class1:UVB99%・UVA90%)
トータル14は、1DAYの大ヒット技術を2WEEKに応用した、いわば「新しい選択肢」です。 アキュビューオアシスは長年の実績に裏打ちされた「安定の選択肢」。
どちらも優れたレンズなので、迷ったときは眼科で両方を試し装用してみることをおすすめします。 「2週間使い続けてみて初めて分かる違い」も多いので、できれば実際に2週間ずつ試してみるのが理想的です。
あなたにとっての「2週間ずっと快適」が、この記事を通じて見つかることを、現役検査員として心から願っています!
「トータル14の生感覚、感動しました!」「オアシスの安定感、やっぱり安心です」など、ぜひ教えてくださいね💕 みなさんの声がわたしの励みになります!











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