キエト ワンデー リッチ と マイデイ、結局どっちがいいの?コスパ特化シリコーンHG vs スマートシリコーン素材を現役検査員が徹底比較します

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「マイデイの装用感は好きだけど、価格が高い……キエトリッチで代用できるの?」

このブログでキエトシリーズの比較記事を書き続けていると、こんなご相談が増えてきました。

  • 「マイデイとキエトリッチ、どちらもシリコーンHGだけど何が違うの?」
  • 「マイデイの『スマートシリコーン素材』ってよく聞くけど、キエトリッチとどう違うの?」
  • 「含水率47%と54%、どっちが乾燥対策に向いてるの?」
  • 「Dk/t 100とDk/L 166、数字はキエトの方が大きいけど信頼できるの?」
  • 「年間コストにするとどれくらい差が出るの?」

わたしは現役のコンタクト検査員として、「マイデイの装用感が気に入っているけど、もう少しコストを抑えたい」というご相談をよく受けます。

キエトワンデーリッチ(Qieto)は通販サイトが展開するオリジナルブランドのシリコーンHG1DAYレンズ、マイデイ(クーパービジョン)は「スマートシリコーン素材」という独自技術を持つ高機能シリコーンHG1DAYレンズです。

この2つ、実は「どちらもシリコーンHG」という共通点を持ちながら、含水率・技術の独自性・購入方法・価格帯でそれぞれ違う個性を持っています。

この記事では、キエトワンデーリッチとマイデイを「素材技術・含水率・Dk/t・乱視用・年間コストの差」など、現役検査員の視点で徹底的に比較します。

「マイデイからコスパよく乗り換えられるのか、それとも続けた方がいいのか」——この記事を読み終わった頃には、あなた自身の答えが見えてくるはずです。

マイデイ

マイデイ

キエト ワンデー リッチ

この記事でわかること

  • キエトワンデーリッチの「網目保水構造+ヒアルロン酸」とは何か
  • マイデイの「スマートシリコーン素材」とは何か
  • スペック(Dk/t・含水率・UVカット)の比較
  • 年間コストにするとどれくらい差が出るのか
  • 乱視用ラインナップの比較
  • 「こんな方にはキエトリッチ」「こんな方にはマイデイ」の判断基準

目次

まずは基本情報を比較——スペック一覧表

最初に、2つのレンズの基本スペックを並べて見てみましょう。

キエトワンデーリッチ vs マイデイ スペック比較表

項目キエト ワンデー リッチマイデイ
ブランドQieto(通販オリジナルブランド)クーパービジョン
素材シリコーンハイドロゲル(olifilcon B)シリコーンハイドロゲル(スマートシリコーン素材)
技術名網目保水構造+ヒアルロン酸配合+やわらかいレンズ表面スマートシリコーン素材
含水率47%54%
Dk値・Dk/L(酸素透過率)133・166(当社実測値)Dk/t 100(-3.00Dの場合・公式値)
ベースカーブ8.8mm8.6mm
直径(DIA)14.1mm14.2mm
中心厚0.08mm(-3.00Dの場合)
UVカットあり(UV-A約84%・UV-B約96%)あり
1箱あたり枚数30枚30枚/90枚
乱視用あり(マイデイ トーリック・Dk/t 80)
遠近両用あり
医療機器承認番号23000BZX00253A07
購入方法通販専用眼科・店頭・通販
参考価格(30枚)1,500〜2,000円程度3,000〜4,000円程度
ゆずあん

注目してほしいのが「含水率」「Dk/tの比較方法」です。マイデイはDk/t 100という公式認定値、キエトリッチはDk/L 166という当社実測値——測定基準が異なり単純比較は難しいです。また含水率(47% vs 54%)は意外と近い数値ですが、それぞれがどうやって「シリコーンの硬さ」という課題に向き合っているかに注目すると、違いがよく見えてきます。


「ヒアルロン酸+網目保水構造」vs「スマートシリコーン素材」——技術哲学の違い

キエトワンデーリッチ:3つの工夫でシリコーンのデメリットを克服する

キエトワンデーリッチの特徴は、**シリコーンハイドロゲル素材(olifilcon B)**に独自の3つの工夫を組み合わせた点です。

①「やわらかいレンズ設計」

シリコーンHG特有の硬さを和らげたなめらかな表面設計で、瞳との摩擦を低下させます。

②「網目のような保水構造」

レンズ内部に網目のような構造を持ち、水分をキャッチして逃さない設計です。

③「ヒアルロン酸配合」

保存液にヒアルロン酸を配合し、目を形づくる「硝子体」や涙にも含まれる保湿成分がうるおいをサポートします。

マイデイ:「スマートシリコーン素材」——素材レベルから課題を解決する

マイデイの最大の特徴は、「スマートシリコーン素材」というレンズ素材そのものの技術です。

スマートシリコーン素材とは:

従来のシリコーンハイドロゲル素材が抱えていた「シリコーンを増やすと酸素透過率は上がるが、硬くなって水分量が減る」というジレンマを解決した技術です。

具体的には:

  • 少ないシリコーンでも高い酸素透過率(Dk/t 100)を実現
  • 水分量(54%)を確保したまま柔らかさを保つ
  • 米国の装用テストでは「78%の方がほとんどつけていないような感覚」と回答

わかりやすく言うと:

「シリコーンの量を増やさずに酸素透過率を上げる」という、素材の分子設計レベルでのアプローチです。 キーワードは「素材のやわらかさと酸素透過率の両立」——キーとなる技術です。

2つの技術の発想の違いをイメージで比較

キエトワンデーリッチ(ヒアルロン酸+網目構造+やわらかい設計)マイデイ(スマートシリコーン素材)
「シリコーン素材の外側からのアプローチ——うるおい成分・保水構造でカバーする」
 → 実績ある保湿技術の組み合わせで、コスパよく課題を解決するアプローチ
「シリコーン素材そのものを分子レベルで設計し直す——内側からの解決」
 → 研究開発への大きな投資によって、素材の根本から課題を克服するアプローチ

「外側からカバーするか」「内側から設計し直すか」という、アプローチの根本的な違いが面白いポイントです。

マイデイ

マイデイ

キエト ワンデー リッチ


それぞれの「プラスポイント」と「マイナスポイント」

キエトワンデーリッチのプラスポイント

① 非常にコスパが良い価格帯

30枚1,500〜2,000円程度という、シリコーンHGとしては非常に手に取りやすい価格設定です。 マイデイとの年間コスト差は後述しますが、非常に大きくなります。

② UVカット機能あり(具体的なカット率明記)

UV-A 約84%・UV-B 約96%(当社実測値)という具体的な数値が明記されています。

③ ヒアルロン酸配合でつけた瞬間のうるおい感

保存液のヒアルロン酸が装用開始直後のうるおいをサポートします。

④ シリコーンHGをやわらかく設計

「シリコーン系は硬い」という課題に、表面設計で対応しています。

キエトワンデーリッチのマイナスポイント

① 通販専用——眼科での試し装用ができない

眼科でのフィッティング確認ができないため、事前に自分の度数・BCを把握していることが必要です。

② Dk値が「当社実測値」

公式認定値ではなく通販サイト側が測定した数値である点は理解しておく必要があります。

③ 乱視用・遠近両用ラインナップがない

乱視・老眼の悩みがある方には選択肢がありません。

④ スマートシリコーン素材のような「素材レベルの設計革新」はない

ヒアルロン酸・網目構造という外側からのアプローチで、マイデイのような素材の根本的な設計革新とは異なります。


マイデイのプラスポイント

① スマートシリコーン素材による「自然な装用感」

78%の装用者が「ほとんどつけていないような感覚」と回答したというデータは、素材レベルからの設計が生み出す体験です。

② 含水率54%という高含水×高酸素透過率(Dk/t 100)の両立

従来は相反すると言われていた「高含水」「高酸素透過率」を、スマートシリコーン素材によって両立しています。

③ 乱視用(マイデイ トーリック)ラインナップがある

乱視用もDk/t 80という高水準の酸素透過率を維持しています。

④ 90枚入りパッケージでまとめ買いができる

コスパを少しでも抑えたい方には大容量パッケージが選択肢になります。

⑤ 眼科での試し装用ができる

眼科でフィッティングを確認してから購入できます。

マイデイのマイナスポイント

① 価格帯が高め

1箱3,000〜4,000円程度という価格は、キエトワンデーリッチと比べると大きな差があります。

② 遠近両用ラインナップがない

現時点でマイデイには遠近両用の展開がありません。

マイデイ

マイデイ

キエト ワンデー リッチ


こんな方にはキエトワンデーリッチがおすすめ

✅ キエトワンデーリッチが向いている方チェックリスト

  • [  ] マイデイからコスパの良いレンズに乗り換えを検討している
  • [  ] シリコーンHGの酸素透過率を維持しながらコストを抑えたい
  • [  ] ヒアルロン酸配合のうるおいを試したい
  • [  ] 乱視がなく、シンプルな近視・遠視矯正で十分
  • [  ] 今使っているコンタクトの度数・BCが正確に把握できていて、通販購入に慣れている

キエトワンデーリッチは「シリコーンHGのメリットをコスパよく享受したい方」に特にマッチします。


こんな方にはマイデイがおすすめ

✅ マイデイが向いている方チェックリスト

  • [  ] 「コンタクトをつけていることを忘れたい」自然な装用感を求めている
  • [  ] 高含水と高酸素透過率の両立にこだわりたい
  • [  ] 乱視用でも高い酸素透過率のレンズを使いたい
  • [  ] 眼科で実際に試してから購入したい
  • [  ] クーパービジョンという世界的ブランドの研究開発に裏付けられた技術を重視したい

マイデイは「素材レベルから設計された自然な装用感と、研究開発の実績を重視する方」に特にマッチします。


年間コストで比較する——実際の差はどれくらい?

年間コストのシミュレーション(両眼・毎日使用の場合)

レンズ名1箱(30枚)の価格目安年間必要な箱数(両眼)年間コスト目安
キエト ワンデー リッチ1,750円程度(中間値)約24箱(各目12箱)約42,000円
マイデイ3,500円程度(中間値)約24箱(各目12箱)約84,000円

→ 年間で約42,000円の差が出る計算になります。

月あたりに換算すると約3,500円の差。 90枚入りパッケージを活用した場合はマイデイの年間コストは下がりますが、それでも差は大きく残ります。

マイデイ

マイデイ

キエト ワンデー リッチ


「スマートシリコーン素材」の価値とは——技術投資に見合う体験か

この比較で最もポイントになるのが「スマートシリコーン素材の体験価値」です。

マイデイが追求している体験

マイデイは「少ないシリコーンで高い酸素透過率を実現する」という素材設計によって、従来のシリコーンHGが持っていた「硬さ・異物感」という課題を根本から解決しようとしています。

78%の装用者が「ほとんどつけていないような感覚」と回答したというデータは、この素材設計の結果です。

キエトリッチで「スマートシリコーン的な体験」に近づけるか

キエトワンデーリッチも「やわらかいレンズ設計」「網目保水構造」「ヒアルロン酸」という組み合わせで、シリコーンHGの硬さ・乾燥という課題に取り組んでいます。

ただし「素材そのものを分子レベルで設計し直す」というスマートシリコーン素材の根本的なアプローチとは、技術の方向性が異なります。

現実的な評価:

「マイデイと完全に同じ装用感」は期待できませんが、「シリコーンHGの恩恵(高い酸素透過率)を享受しながら、コストを大幅に抑えたい」という目的には、キエトワンデーリッチは十分な選択肢になりえます。


乱視用ラインナップで比較する——乱視がある方への選択肢

マイデイ トーリック(乱視用)

  • Dk/t 80(-3.00Dの場合)——乱視用レンズとしては高水準
  • 含水率54%のスマートシリコーン素材
  • 「オプティマイズド トーリックレンズ ジオメトリー」で安定した視界

キエトワンデーリッチ 乱視用

  • 現時点でキエトワンデーリッチに乱視用の展開は確認できません

乱視がある方への結論:

乱視がある場合は、現時点ではマイデイ トーリックの方が選択肢として有力です。


「通販専用ブランド」という特性——購入前に知っておくこと

安全に購入するための前提条件

  1. 眼科での定期検診を受けていて、最新の度数・BC・目の状態を把握している
  2. 今使っているコンタクトの度数・BCが正確にわかっている
  3. 最初は1箱だけ試して、装用感を確認してから継続注文する

マイデイは眼科でのトライアルが可能なため、「初めて試す」という安心感はマイデイが上です。 キエトワンデーリッチへの移行を検討している場合は、現在のコンタクトの度数・BCをしっかり確認してから進めてください。

Dk値の「当社実測値」という表記について

キエトワンデーリッチのDk/L 166は「当社実測値」という表記です。 マイデイのDk/t 100は公式認定値であり、測定基準も異なります(Dk/LとDk/t)。 これらを単純比較することは難しいと理解しておきましょう。


「今使っているレンズから変える」ときのポイント

マイデイ → キエトワンデーリッチに変える場合

「コスト削減を検討している」という方は、キエトワンデーリッチへの変更で年間約42,000円のコスト削減が期待できます。

注意すべき変化:

  • 「スマートシリコーン素材」の体験(つけていることを忘れる感覚)はなくなる可能性があります
  • 含水率が54%→47%に下がるため、うるおい感が変わる可能性があります
  • BC(8.6mm→8.8mm)の変化でフィット感が変わる場合があります
  • 乱視がある方は選択肢がなくなります
  • 通販専用になるため、眼科での確認が事前に必要です

キエトワンデーリッチ → マイデイに変える場合

「キエトリッチを試したけど、スマートシリコーンの体験が気になる」「乱視用が必要になった」という方は、マイデイへの変更でスマートシリコーン素材の装用感と乱視用ラインナップを得られます。

マイデイ

マイデイ

キエト ワンデー リッチ


よくある質問(Q&A)——キエトリッチ・マイデイのギモンを解決

Q. マイデイとキエトリッチ、どちらも「やわらかいレンズ」をアピールしていますが、体感は違いますか?

A. アプローチが根本的に違います。

マイデイは「素材そのものをやわらかく設計(スマートシリコーン素材)」、キエトリッチは「素材の表面をやわらかく仕上げる」という設計です。 素材レベルから設計するスマートシリコーンの「つけていることを忘れるような感覚」は、表面設計のアプローチとは異なる可能性があります。 実際には個人差が大きいため、両方を試してみることをおすすめします。

Q. Dk/L 166(キエト・当社実測値)とDk/t 100(マイデイ・公式値)、どちらが酸素透過率は高いですか?

A. 測定基準が異なる(Dk/LとDk/t)上に、一方が当社実測値・他方が公式値という違いもあり、単純比較はできません。

どちらも十分に高い水準の酸素透過率を持っていることは確かですが、数値の大小だけで判断することは避けましょう。

Q. 乱視があります。どちらに乱視用がありますか?

A. マイデイにはマイデイ トーリック(乱視用)があります。

キエトワンデーリッチには現時点で乱視用の展開がないため、乱視がある方はマイデイを基準に検討することをおすすめします。

Q. UVカットはどちらが優れていますか?

A. キエトワンデーリッチはUV-A 約84%・UV-B 約96%(当社実測値)という具体的な数値が明記されています。

マイデイにもUVカット機能はありますが、具体的なカット率は確認しづらい場合があります。 UVカットの数値を具体的に重視する場合は、キエトワンデーリッチの情報が判断しやすいでしょう。

Q. マイデイの90枚入りを使えば、コスト差は小さくなりますか?

A. 90枚入りを活用することでマイデイの1枚あたりのコストは下がりますが、それでもキエトワンデーリッチとの差は年間数万円規模で残ります。

コスト削減を最優先するならキエトワンデーリッチ、装用感の質・乱視用ラインナップを重視するならマイデイという選択軸は変わりません。


まとめ:「コスパとヒアルロン酸うるおい」と「スマートシリコーンの体験」、価値観で選ぼう

この記事でお伝えしてきたことを最後に整理します。

キエトワンデーリッチ・マイデイ 比較まとめ

項目キエト ワンデー リッチマイデイ
技術の方向性シリコーンHGに外側からうるおい成分を加える素材そのものを分子レベルで設計(スマートシリコーン)
含水率47%54%
Dk値166(当社実測値・Dk/L)100(公式値・Dk/t)
UVカットあり(具体的カット率明記)あり
乱視用なしあり(Dk/t 80)
購入方法通販専用眼科・店頭・通販
年間コスト目安約42,000円約84,000円

選び方の最終チェック

「年間約42,000円のコスト削減を最優先したい」

→ キエト ワンデー リッチ

「素材レベルから設計された自然な装用感を体験したい」

→ マイデイ(スマートシリコーン素材)

「乱視用でも高い酸素透過率のレンズが欲しい」

→ マイデイ トーリック(Dk/t 80)

「眼科で試してから購入したい」

→ マイデイ

「ヒアルロン酸配合のうるおいを試したい」

→ キエト ワンデー リッチ

キエトワンデーリッチは「シリコーンHGのメリットをコスパよく享受したい方」、マイデイは「スマートシリコーン素材という研究開発の結晶を体験したい方・乱視用でも装用感を妥協したくない方」という、それぞれ異なる強みを持つ2つのレンズでした。

どちらを選ぶ場合も、必ず眼科で自分の目の状態・度数を確認してから使用することが大前提です。 特にキエトワンデーリッチへの乗り換えを検討している方は、まず1箱試して装用感を確認してから継続するかどうか決めてください。

あなたにとっての「ちょうどいいコンタクト」が、この記事を通じて見つかることを、現役検査員として心から願っています!


「キエトリッチに変えて年間コストを大幅に削減できました!」「マイデイのスマートシリコーン、やっぱり代えられない感覚がありました」など、ぜひ教えてくださいね💕 みなさんの声がわたしの励みになります!

マイデイ

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キエト ワンデー リッチ

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