「遠近両用コンタクトを探していたら、EDOFって何?マルチフォーカルと何が違うの?」
老眼が気になって遠近両用コンタクトを調べ始めると、見慣れない言葉が出てきます。
- 「EDOFって、遠近両用(マルチフォーカル)とは違うの?」
- 「シードの1dayPure EDOFは日本初ってどういう意味?」
- 「同じ含水率58%なのに、なぜ設計思想がまったく違うの?」
- 「価格はどちらが安いの?コスパはEDOFの方が良いって本当?」
わたしは現役のコンタクト検査員として、「遠近両用コンタクトに挑戦しようと思うのですが、EDOFとマルチフォーカルって何が違うんですか?」という質問を受けることがあります。
シード1dayPure EDOF(シード)は白内障手術(眼内レンズ)など医療分野で利用されているEDOF(拡張焦点深度)の原理をコンタクトレンズにも採り入れた、日本初の遠近両用1DAY、ワンデーアキュビューモイスト マルチフォーカル(J&J)はラクリオンテクノロジーとLOW/MED/HIGH加入度設計の定番高含水遠近両用1DAYです。
「ピントが合う範囲そのものを拡張する(EDOF)」か「遠くと近くの度数ゾーンを切り替える(マルチフォーカル)」——この根本的な設計思想の違いが、この比較のテーマです。
スペック一覧——横並びで確認
| 項目 | シード 1dayPure EDOF | モイスト マルチフォーカル |
|---|---|---|
| メーカー | シード(純国産) | J&J |
| 設計タイプ | EDOF(拡張焦点深度) | マルチフォーカル(LOW/MED/HIGH) |
| 素材 | SIB(両性イオン素材) | エタフィルコンA |
| 技術 | EDOFレンズデザイン | ラクリオンテクノロジー |
| 含水率 | 58% | 58% |
| 酸素透過係数(Dk) | 30 | 28(Dk値) |
| BC | 8.4mm | 8.4mm / 9.0mm |
| UVカット | あり(紫外線吸収剤配合) | あり |
| 1箱あたり枚数 | 32枚 | 30枚 |
| 製造 | 全工程日本国内(純国産) | — |
| 参考価格(1箱) | 2,936円程度(32枚) | 3,500〜4,500円程度(30枚) |
ゆずあん含水率58%・UVカットあり・非シリコーンという共通点がありながら、設計思想がまったく異なる2つです。さらに1箱あたりの枚数が32枚(EDOF)vs 30枚(モイスト)で、価格もEDOFの方が安め——「コスパ×日本初の設計技術(EDOF)」vs「定番ブランドの安心感×ADD3段階設計(モイスト)」という対比が面白いポイントです。
設計思想の違い——「EDOF(拡張焦点深度)」vs「マルチフォーカル(LOW/MED/HIGH)」
1dayPure EDOF:「ピントが合う範囲を拡張する」
拡張焦点深度とは、焦点深度、つまり「ピントが合っていると認識できる範囲」を拡げること。シードはブライアンホールデン視覚研究所と共に、これまでにない遠近両用コンタクトレンズの開発に挑戦し、白内障手術(眼内レンズ)など医療分野で利用されているEDOF(拡張焦点深度)の原理をコンタクトレンズにも採り入れ、新しいレンズデザインを生み出しました。
EDOFのしくみ:
わたしたちの脳は、網戸越しに外を見るとき視点を変えなくても無意識に見たいものにピントを合わせるしくみを持っています。このしくみを利用して、遠近両用メガネのように目線を使い分けなくても、見たいものにピントを合わせることができます。
従来の遠近両用(マルチフォーカル)は「遠く用の度数ゾーン」と「近く用の度数ゾーン」に切り替えて見るイメージです。EDOFは「ピントが合う範囲そのものを広くする」という発想で、より自然な見え方を目指しています。
モイストマルチフォーカル:「LOW/MED/HIGHの加入度数で老眼の進み具合に対応」
こちらは従来型の遠近両用設計。老眼の度合いに合わせて加入度数を3段階から選びます。
- LOW(低加入):老眼が始まったばかりの方
- MED(中加入):老眼が中程度の方
- HIGH(高加入):老眼が進んだ方
| 1dayPure EDOF | モイストマルチフォーカル |
|---|---|
| 「ピントが合う範囲を拡張し、自然な見え方を脳の仕組みで実現」 → 目線を変えずに遠くも近くも見えることを目指す | 「遠く用と近く用の度数を1枚に組み込み、老眼の進み具合で選択」 → 従来の遠近両用設計の延長線上にある信頼ある設計 |
素材の違い——「SIB(両性イオン)」vs「ラクリオン」
1dayPure EDOF:「SIB素材(両性イオン)」
レンズ素材は、水分を引き寄せてとどめる力が強い両性イオン素材”SIB”を採用しています。たっぷりうるおう、ずっとうるおう、こだわりの保水力を実現。
SIB素材は2weekピュアうるおいプラスと同じ素材で、プラスとマイナス両方のイオンを持ち、水分を強く引き寄せて逃さない特性があります。
モイストマルチフォーカル:「ラクリオンテクノロジー」
天然の涙に似た成分を永久的に組み込み、みずみずしいつけ始めの感触を実現する技術です。
純国産という安心感——1dayPure EDOFだけの特徴
瞳のために、全ての工程を日本国内で製造。徹底した品質管理と検査体制のもとで1枚1枚ていねいに作り上げています。
2weekピュアうるおいプラスと同様、シードは純国産メーカーとして全工程を日本国内で製造しています。
モイストマルチフォーカルはJ&Jという世界的ブランドの実績が強みですが、純国産という観点ではEDOFが唯一の選択肢になります。
プラスポイント・マイナスポイント
1dayPure EDOFのプラスポイント
① 日本初のEDOF設計——新しい「見え方」の体験
「シード1dayPure EDOF」は、EDOF(拡張焦点深度)の原理を採り入れたコンタクトレンズとして承認を取得し、日本で初めて製品化されたコンタクトレンズです。
② 純国産の品質管理と安心感
全工程日本国内製造で、1枚1枚の品質管理が徹底されています。
③ 32枚入りでコスパが良い
通常のワンデーレンズよりも2枚多い32枚入りだから、とってもお得です。
④ SIB素材の高い保水力
水分を引き寄せてとどめる両性イオン素材で、うるおいが持続します。
⑤ UVカットあり(紫外線吸収剤配合)
1dayPure EDOFのマイナスポイント
① 「慣れ」が必要な場合がある
EDOF設計は脳の順応が必要なため、装用初期に慣れるまで時間がかかる場合があります。眼科での十分なトライアル期間が必要です。
② シリコーンHGではない(Dk値30)
長時間装用が多い方にはシリコーンHGの方が安心感があります。
モイストマルチフォーカルのプラスポイント
① LOW/MED/HIGHという段階的なアップグレードパスが明確
老眼が進むにつれて、眼科でADDを上げていくという選択肢が明確です。
② J&Jアキュビューブランドの長年の実績
「アキュビューブランドで遠近両用も統一したい」という方に向いています。
モイストマルチフォーカルのマイナスポイント
① EDOFという新しい設計は体験できない
② 1箱30枚・価格帯がEDOFより高め
1枚あたりのコストはEDOFの方が安い傾向があります。
年間コスト差
| レンズ | 1箱あたり価格・枚数 | 1枚あたり | 年間コスト目安(両眼・毎日) |
|---|---|---|---|
| 1dayPure EDOF | 2,936円(32枚) | 約91.8円 | 約67,160円 |
| モイスト マルチフォーカル | 4,000円(30枚・中間値) | 約133円 | 約97,080円 |
→ 年間で約30,000円、1dayPure EDOFの方が安い計算になります。
「日本初の設計×純国産×コスパ」という1dayPure EDOFの価値は、コスト面でも際立っています。
こんな方には1dayPure EDOFがおすすめ
こんな方には1dayPure EDOF:
- 「目線を使い分けずに見たいものにピントを合わせたい」という新しい体験を試したい
- 純国産の品質管理に安心感を求めたい
- 遠近両用コンタクトのコスパを重視したい(年間約3万円の差)
- SIB素材のうるおい持続力を遠近両用でも活かしたい
こんな方にはモイストマルチフォーカルがおすすめ
こんな方にはワンデーモイストマルチフォーカル:
- LOW/MED/HIGHという段階的なADD設計で選びやすさを重視したい
- J&Jアキュビューブランドで遠近両用も統一したい
- BC9.0mmが必要な目の形状
- 従来型マルチフォーカルから入門したい
まとめ:「日本初EDOF×純国産コスパ」か「定番ADD設計×アキュビューブランド」か
| 比較ポイント | 1dayPure EDOF | モイスト マルチフォーカル |
|---|---|---|
| 設計タイプ | EDOF(拡張焦点深度) | マルチフォーカル(LOW/MED/HIGH) |
| 素材 | SIB(両性イオン) | ラクリオン(エタフィルコンA) |
| 含水率 | 58% | 58% |
| 枚数 | 32枚 | 30枚 |
| 純国産 | あり | なし |
| 年間コスト目安 | 約67,160円 | 約97,080円 |
選び方のポイント
「日本初EDOF・純国産・コスパ・SIBうるおい持続」
→ シード 1dayPure EDOF
「定番ADD設計・BC2種類・アキュビューブランド統一」
→ ワンデー アキュビュー モイスト マルチフォーカル
EDOF設計は「脳の順応が必要」という特性があるため、特に眼科でのトライアルが重要です。 「体験してみたい」という方は、ぜひ眼科でEDOFのサンプルを試してみてください。
あなたにとっての「老眼と上手に付き合える1枚」が見つかることを、現役検査員として心から願っています!
「1dayPure EDOFで目線を変えずに見えるようになって感動しました!」「モイストマルチフォーカルのLOW/MED/HIGHで段階的に合わせてもらえて安心です」など、ぜひ教えてくださいね💕




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